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ニューヨークのイマを知る情報サイト

インタビュー May J.

世界を回ってあらためて音楽の持つパワーを感じました

 「ガチ!」BOUT. 199

 

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ディズニー映画「アナと雪の女王(原題・FROZEN)」の日本語主題歌シンガーとして2014年、大飛躍したMay J.さん。大みそかのNHK紅白歌合戦への初出場を経て、1月18日には、初の日本武道館公演も決定。これからの活躍にますます目が離せない。そんなMay J.さんに、忙しいスケジュールの合間をぬって、所属レコード会社オフィスで、今までのキャリア、今の心境、今後の活動などについて話を聞いた。(聞き手・高橋克明)

 

〝アナ雪〟日本語主題歌シンガー、初の武道館公演決定

国際的に活躍されているMay J.さんですが、デビュー当初から日米のミュージックシーンの違いは意識していらっしゃいましたか。

May J.(以下:M) デビュー当時は実は洋楽を意識して作ってたんです。アメリカの音楽にすごく憧れていて、自分がそれに近づけられるような歌を歌いたい、そう思ってデビューしたんですが、やっぱり日本では受け入れられなかったですね(笑)。当時、主流になっていたR&Bがアメリカでは当たり前のようにトップ10にチャートインされてたのにもかかわらず、日本ではなんで、R&Bのカッコいいビートの曲って受け入れてもらえないんだろうなぁって、もう最初っから疑問でした。(笑)

そこをアジャストしていくのはやはり大変でしたか。

M 理解するのが大変でした(笑)。自分のやりたいことが受け入れてもらえないってなると、もう変えるしかないなって。日本は歌詞の世界観が大切で、なので歌詞を重要視して、その歌詞に命を吹き込んでいくのを大事にしていこうって。

意外とキャリアは長いですよね。

M 私はデビューから、もうずーっと芽が出ない時期が6年くらい続いて(笑)。ここ2年くらいでやっと「May J.」っていう名前を知っていただけるようになったので…。デビューしてもう8年ですね。

くじけそうになった時はなかったですか。

M ありました。2013年の1月です。6枚目のアルバムをリリースした直後、思ったような良い結果が出なくて。全部、自分で作詞もしていたオリジナルのアルバムだったんですね。それの結果が出なかったので、もう、次どんな作品を作ればいいのか分からなくなっていました。でも、その時期にちょうどカラオケの採点機能を使って競い合う番組(出演)のお話をいただいて、その番組に出演させていただいてから、すごく変わりましたね。やっぱり番組を見てる人が多いのでMay J.っていう名前を知っていただくきっかけになったのかなと思います。それから、リリースしたカバーアルバムを多くの方に聴いていただけるようになったのもあって、結果的には「アナと雪の女王」の主題歌を歌わせていただくことにつながったのかなと思うことはありました。だからピンチな時こそが、チャンスにつながるんだなぁって。思わぬところに本当のチャンスが転がってるんだなって思いましたね。

今は日本で一番忙しいアーティストですね。

M そんなことはないですけど(笑)。でも毎日歌わせていただいていますね。

「J―MELO」という番組では世界中に行かれてらっしゃいますが、国によって音楽に対する国民性はやはり違いますか。

M そうですね、「J―MELO」では10カ国以上行かせていただいてるんですけれども、やっぱり国によって観客の反応は違いますね。以前、オマーンっていう国でライブした時に、皆さん立ち上がって、こう、一緒に、イエぃーい!!!って。(笑)

オマーンが…、ですか。

M 私も最初は結構、保守的な国のイメージがあったんですよ。普段、会話してるのを聞いても、ものすごく穏やかな感じでしたし。それがライブが始まったとたん、さっきまで堅い感じの方々が、自由に音楽にノッてるのを見て、あらためて音楽のパワーっていうのを感じましたね。とにかくギャップがすごかったです。(笑)

ニューヨークでも収録されましたよね。印象はいかがでしたでしょう。

M ニューヨークはアップタウンな感じですよねー。少し、東京に近いものを感じました。LAは西海岸なので、もっと、こうLaid Backなリラックスした感じですけど、ニューヨークは、こうカチっとしたイメージですね。

お好きな街ですか。

M いつも冬なんですよ!…だから、寒すぎて。(笑)

あ。好きじゃない感じが…。(笑)

M 夏に行きたいです!(笑)。冬は歩くだけで本当に耳が痛くなって。でも、それでも時間見つけてミュージカルを観に行きましたね。「ライオンキング」を観て、ブロードウェイっていいなぁと思いました。ニューヨークはアートにすごく恵まれている街なので行くだけでいろんなインスピレーションをもらえますね。集まってくる人も、芸術が好きな人だったり、スターになりたい人だったりするので、自分も「あっ、仕事もっと頑張ろう」って思わせてくれる場所です。なので(気が)休まらないです、ニューヨークにいると(笑)。でもいるだけで、わくわくさせられる街ですね。

じゃあ、好きな街って言ってください。(笑)

M 大好き(笑)。(行く時は)いつも一日とか二日だけとかで、弾丸ツアーなんですよ。だから次回はゆっくり行きたいです。

最新アルバムリリース情報

「May J. W BEST – Original & Covers」
May J.の歴史が詰まった
2枚組ベストアルバム!!

プリント

オリジナルベストとカヴァーベストの豪華2枚組! オリジナルベストには1stシングル「HERE WE GO feat. VERBAL(m-flo)」から最新シングル「本当の恋」までデビューから8年間の軌跡を完全網羅。さらには新録曲も2曲収録!
カヴァーベストには両作品とも30万枚を突破し大ヒットした2枚のカヴァーアルバムからの人気曲に加え、カヴァーアルバム未収録の「涙そうそう」、さらに「Garden」「風になりたい」などのライブ定番曲も収録。Blu-rayとDVDには、歴代のミュージックビデオのほか、過去のライヴから厳選したベスト・ライヴ映像やデビューからの活動を追った貴重なドキュメンタリー映像もフルボリュームで収録。
(rhythm zone/2CD:2315円(初回盤)、3000円(通常盤)、2CD+1DVD:4000円、2CD+3DVD:5500円、2CD+Blu-ray:6000円)

紅白(出場)も決まりましたが、2014年は振り返ってどんな年だったでしょう。

M 新しい挑戦が多い年だったので、それを一つ一つこなしていくために、準備をしたり、失敗したり、あと、失敗から学んで、次はこういうふうにしなきゃいけないって、また新たな目標が見えた1年でしたね。来年に向けて、今年はいっぱい吸収した年でした。

最後に在米の日本人読者にメッセージをいただけますか。

M 皆さん、もう私なんかより頑張ってらっしゃると思うんですよ。でも、たまに頑張っても成果が出なかったり、認めてもらえなかったりすることもあると思うんですね。でも、そのときにどれだけそこで踏ん張れるかっていうのが、私はすごく大事なことだと思っていて。うまく行かないときに、人に流されずに、自分が信じた道から離れず、しがみついていれば必ず自分が行くべき場所にたどり着けると私は思っています。ぜひ皆さんも異国で、夢を叶えてほしいなって思います。

 

★ インタビューの舞台裏 → ameblo.jp/matenrounikki/entry-11967902657.html

 

May J. (メイジェイ)職業:歌手
日本、イラン、トルコ、ロシア、スペイン、イギリスのバックグラウンドを持ち多彩な言語を操るマルチリンガルアーティスト。幼児期よりダンス、ピアノ、オペラを学び、作詞、作曲、ピアノの弾き語りをもこなす。2006年デビュー。13年6月リリースのカヴァーアルバム「Summer Ballad Covers」がオリコン5週連続TOP10入り。最新カヴァーアルバム「Heartful Song Covers」はオリコン8週連続TOP10入りを果たし、両作品とも累計30万枚を突破。14年公開のディズニー映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌を担当。同年10月には、7枚目となるオリジナルフルアルバム「Imperfection」をリリース。さらに自身初となる、日本武道館の単独公演を15年1月18日に開催。1月1日には、ベストアルバム「May J. W BEST− Original & Covers –」をリリースする。公式サイト:www.may-j.com

 

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

(2015年1月1日号掲載)


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