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ニューヨークのイマを知る情報サイト

インタビュー 東京スカパラダイスオーケストラ

NYでライブをすることで〝スカ〟をもっと世界中に広げていきたい

「ガチ!」BOUT. 184

 

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(左から時計回りに)GAMO…テナーサックス、大森はじめ…パーカッション、沖祐市…キーボード、NARGO…トランペット、加藤隆志…ギター、川上つよし…ベース、谷中敦…バリトンサックス、北原雅彦…トロンボーン、茂木欣一…ドラム

 

日本が世界に誇るスカ・バンド「東京スカパラダイスオーケストラ(通称・スカパラ)」。昨年ニューヨーク、メキシコを含む海外ツアーを成功させた彼らが14日、再びニューヨークでライブを決行。今年デビュー25周年を迎え、アルバムリリース、全国ツアー、そして海外ツアーと精力的に活躍するメンバーに、ニューヨークでのライブ直後、お話を伺った。 (聞き手・高橋克明)

 

NYで1年半ぶりのライブ

たった今、1年半ぶりのニューヨークコンサートが終わりました。ニューヨーカー、異常な盛り上がりでした。

川上 いやぁ、最高です!

大森 こんなに盛り上がってくれてね! アメリカの方や、日本の方だけでなく、メキシコ(系)の方も多いのが(ステージ上から)見えて。本当にいろんな(国の)方が来てくれたんだなぁって。

川上 後ろの方のお客さんの表情まではさすがに見えなかったけど、前の方のお客さんは笑顔まで見えたから、

北原 そう! いろんな人種の方の笑顔が。

NARGO 同じなんだよね。

沖 笑顔はみんな同じ。

谷中 笑顔は世界共通!(笑)

ニューヨークだと、国籍問わず、世界中の人種が集まってくるので…。

茂木 そうなんだよねー。音楽が真ん中にあるとして(国籍、人種問わず)みんながそこに集まって一つになれる。

谷中 僕たち、今まで「スカ」って音楽をいろんな場所で演ってきたけど、やっぱり「スカ」って人と人をつなぐ音楽なんだなって、今日あらためて感じました。ラテンミュージックをやってる人も、パンクをやってる人も、ジャズをやってる人も、みんな「スカ」が好きだし、ジャンルを越えてみんなを一つにする、一つにできるユニティー感があるなって。

NARGO お客さん同士で同じリズムで騒げるっていうか。(笑)

沖 お客さんと一緒に、こう、夢見る気持ちになれるっていうか。

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ライブ会場を地元ファンが埋め尽くし、大きな歓声が響きわたる中、パフォーマンスに合わせて踊る観客の姿も見られた=14日、ニューヨーク(撮影:鈴木貴浩)

お客さんはもちろんのこと、演奏する側の皆さんも楽しそうでした。(笑)

一同 アハハハハ!

NARGO もちろん!

加藤 本当にね……。笑顔のパワーってすごいですね。やっぱり最初(ステージに)出た時は、僕らも日本と違って慣れてない分、不安もあったけど、演奏が始まって(観客と)目と目が合って、で、演奏がバって終わって、「どうだった?」っていう、こちらの(無言の)問い掛けの一瞬の後、歓声が返ってくると、ね…もう、それだけでつながってるっていうのかな。

北原 やっぱりスゴい力だと思いますね。ライブの醍醐味(だいごみ)だと思います。

加藤 この街は、ロックの歴史もすごく古いじゃないですか。今日、僕、ボロボロのスニーカー履いてるんですけど、これ、ラモーンズのマネなんです(笑)。ニューヨークのアンダーグラウンドではラモーンズは、もう特別だから。(演奏中)ずーっとオレのスニーカーを撮ってる客がいて(笑)。見てる人は見てるんだなぁって。ちょっとしたこだわりを見せた時のレスポンスが日本とは明らかに違う。そこがやっぱりニューヨークだなぁって(笑)。この街の音楽の歴史と、その熱さを感じちゃいましたねー。

沖 各パートにこだわりがあって、それぞれに反応してくれるんですよ。GAMOさんのサックスなんて、相当、反応してくれてたし!

GAMO あざーっす(笑)。なんか、来るたびに僕たちの曲を知っててくれる人が増えたなあって。みんな口ずさんでるよね。

沖 あー、歌ってくれてた!

GAMO それがすげえ、うれしかったですね。

谷中 移民の方って、やっぱ大変じゃないですか。出稼ぎにニューヨークまで出てきて。一時期、この街でサルサが流行(はや)ってたのも、例えばプエルトリカンが、サルサのかかるクラブに集まってみんなで騒いで発散する。みんなでつながってるって時にサルサって音楽があるって話を聞いたことがあるんですよ。まぁ「スカ」は日本古来のものではないけれど、僕たちがいろんな国で演奏させてもらった時に、(現地の)日本の方が「勇気出ました」「元気もらいました」って言ってもらえるのはすごくうれしいし、また来たいって思いますねー。

ニューヨークでのステージに特別な感情を持っていただけるのは、在ニューヨークの日本人はみんなうれしいですね。

茂木 だって、昨夜もブルックリンブリッジに行って、“ここ”って場所で、思いっきり空気を吸って、それから会場に来ると、やっぱ全然違うっちゅーか。“今、確実にここにいるんだな”って。思いがより強くなりますね。

大森 「スカ」をもっと広げるチャンスを僕たちが持ってるわけですから、そのためにもニューヨークでライブをして広げていきたい。その輪がどんどんわーっと世界に広がったら最高ですね。

谷中 やっぱり、ニューヨークは確実に世界の中心だと思うんですね。この街に入ってきただけでピリってするしね。

加藤 この街で日本にもこんな音楽があるんだぞって発信していきたいですね。

それでは、皆さんニューヨークにはまた戻ってきてもらえますね。

北原 もちろん!

大森 絶対、やりたいです!

NARGO 必ず!

沖 そりゃあ、もう。(笑)

茂木 だって、ニューヨークだもん!(笑)

TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA(東京スカパラダイスオーケストラ)職業:スカ・バンド
1985年に結成された大所帯スカ・バンド。通称〝スカパラ〟。ストリートやクラブを中心にライブ活動を重ね、89年にアナログでのミニ・アルバム「東京スカパラダイスオーケストラ」を発表。一躍注目を浴び、翌年5月にシングル「MONSTER ROCK」とアルバム「スカパラ登場」でメジャー・デビュー。スカをルーツにしたジャンルにとらわれない音楽性で人気を誇る。メンバーの死去や交代を乗り越え、国内外で精力的に活動。他アーティスト(奥田民生、 MONGOL800、甲本ヒロト、斉藤和義、椎名林檎、chara、Puffyなど)とのコラボも多数。メンバー全員が楽曲のモチーフを提供し、全員がアレンジ、プロデュースも手掛ける。2014年8月、デビュー25周年を記念しアルバム「SKA ME FOREVER」をリリース。オリコン3位を記録。25周年を記念した海外ツアーでは、ロサンゼルス、ニューヨーク、スカパラ人気上昇中の南アメリカ、コスタリカとメキシコでライブを行った。
公式サイト:www.tokyoska.net、Facebook:http://www.facebook.com/TokyoSkaParadiseOrchestra
YouTube:www.youtube.com/user/tokyoskanet、Tumblr:http://tokyoska.tumblr.com

ライブの模様(撮影:鈴木貴浩)
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〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

(2014年10月25日号掲載)


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