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インタビュー ニコラス・エドワーズ/ダイアナ・ガーネット

ニコラス:日本の歌の魅力を世界中に伝えたい
ダイアナ:音楽を通して違う文化を一つにしたい

  「ガチ!」BOUT.148

 

12日、「JAPAN DAY」(セントラルパーク)でライブを行ったクリス・ハートさん、ニコラス・エドワーズさん、ダイアナ・ガーネットさん。J-POPの歌唱力を外国人が競い合う人気テレビ番組「のどじまん ザ!ワールド」(日本テレビ系)で優勝経験を持つ3人が、今回、母国アメリカで日本の歌を披露した。ニコラスさんは歌手のみならず、俳優業としても活躍。ダイアナさんは番組出演をきっかけに多数の芸能プロダクションから声が掛かってい るという。現在、日本で活動している2人にライブの直後、お話を伺った。
(聞き手・高橋克明)

日テレ系「のどじまん ザ!ワールド」優勝者がJAPAN DAYで熱唱

アメリカでの日本のお祭りに、アメリカ人であるお二人がJ-POP歌手として出場しました。歌い終わって今の感想はいかがですか。

ダイアナ とっても楽しかったです! 皆さんの歓声がステージにもすごく聞こえてきて、力になりました。アメリカ人の私が日本のボーカリストとして、JAPAN DAYに出場できたのは、国際的にもすごく意味のあることだって思ってます。

ニコラス 逆輸入みたいな形でスゴイ面白かったです、はい。言葉(日本語の歌詞)も分からない現地の方もすごく盛り上がってくださいましたし、心を打たれたって声を掛けてくださった方もいました。歌が国境を超えて、言語を超えて、人に感動を与えることができるという事を実感した一日でした。

それにしても、日本語お上手ですね〜。在米13年の僕はいまだに英語で苦労します。

ニコラス いやいやいやいや、ご謙遜を。(笑)

「ご謙遜を」って英語で何て言うか、知らないです。

ニコラス あははは。あくまで僕の場合ですけど、言葉は話したいって意欲さえあれば、しゃべれると思うんです。日本語の歌も日本語自体も、僕にとっては、好きっていう趣味の感覚だったので。だから日本語を勉強したって感覚はないんです。(学生時代から)この宿題終わったら日本語を聴こう、聴けるって楽しむ感覚でしかなかったので。

ダイアナ 私もそうです。日本語の曲が好きで、日本の友達と話したいから、遊びながら覚えたって感じです。ちゃんと勉強したことない…あはっ(笑)。いつの間にか話せるようになってました。(笑)

ご出身がDCとオレゴンとお聞きしました。ニューヨークにはよく来られてましたか。

ダイアナ おじいちゃんとおばあちゃんがボストンに住んでるので、遊びに行った帰り道によく寄ったりしてました。気持ち的には近い場所ですね。

ニコラス 僕は高校時代にお父さんに1週間連れてこられて、それ以来ですね。オレゴンってすごい田舎なんですよ。牧場ばっかりで(笑)。世の中をもっと見なきゃいけないってことで、その時に大都会のニューヨークを見た方がい

いって、お父さんが連れてきてくれたんですね。

ニューヨークはお好きですか。

ダイアナ もちろんっ!

ニコラス 大好きです。オレゴンから東京に移った時に、すごいスケール感に驚いて、今回ニューヨークに来てタイムズスクエアに行ったら…。何ていうんだろ、「渋谷の比じゃねえなっ」って思って(笑)。本当に圧倒されましたね。自分の故郷はオレゴンで、選んだホームは東京で、刺激をもらいに訪れたい場所がニューヨークって感じです。

ダイアナ まだ旅行者でしかないので、もっともっと知りたい! でも、今は街を歩くだけでも楽しいです。

日本に渡られてから、ニコラスさんは3年、ダイアナさんは2年でデビューされたり、メジャーになられました。夢を実現するまで、あっという間でしたね。

ニコラス それでも振り返ってみると長かったなぁって気持ちも実はあるんです。濃い3年間だったので。でも、やってる時はもう全然長いという感じはなかったですね。早かったです。見方によって違いますけど、(3年間)生きてる間は必死で、全然なげえとは思わなかったです、はい。(笑)

ダイアナ 声で仕事する生活はまだ始まったばかりなので、結構早いペースかなって思います(笑)。(この間まで)学校の先生をやってたので、まだ始まったばっかりって気持ちです。

在米の日本人は、何らかの夢を持って渡米してきた人も多いと思います。外国で夢を実現されたお2人からメッセージを頂けますか。

ニコラス 僕の場合は歌が好きで、日本語が好きで、好きなことをやって生きてるだけなので、ニューヨークで生活されている日本の方もいろいろと日々苦痛なこともあると思うんですけど、その苦痛なことも苦痛と思えないくらい好きなことを追いかけて欲しいって思います。毎日毎日夢を追いかけて、頑張っていく中で、本当に好きなものだけに突っ走ってもらいたいですね。

ダイアナ 夢をちゃんと持ってもらって…頑張って…くらいかな(笑)。いつか、何とかなるから!(笑)

最後に一つだけ。お2人の今後のゴールを教えてください。

ニコラス ちょっと大げさに聞こえるかもしれないけど、日本語の歌をアメリカはもちろん、世界中に伝えたいです。日本語の魅力を言葉が分からない人にも感じてもらいたい。感じてもらえるような歌手でい続けたいです。

日本語ってキレイに聞こえますか。

ニコラス 本当にそう思います。歌だけでなく日常会話もしゃべってる言葉自体が繊細で、奥が深くて、世界の人に聴いてもらいたい言語だと思うんですね。なので、世界の音楽業界の懸け橋みたいな存在になれたらなと思います。

ダイアナ 私もまったく同じです(笑)。世界がそれぞれ違う文化でも、音楽を通してなら、誰でも“感じる”ことができるから…何て言うんだろ…日本語、難しい…(笑)。えっと…。

英語でも大丈夫ですよ(笑)

ダイアナ OK! so basically I feel like that with taken different ideas from different cultures and turning then into one and also produce then and have very international with make it. (日本語訳:異なる文化からさまざまなアイデアを取り入れて、それを一つにすることで、とても国際的なものが生まれると思うの)

なるほど。ありがとうございました。英語もお上手なんですねー。

ニコラス 当たり前じゃないですかっ。(笑)

 

ニコラス・エドワーズ 職業:歌手・俳優・モデル
1992年生まれ。オレゴン州コーネリアス市出身。2008年夏に3カ月間、静岡県内に留学した経験をきっかけに、J-POP歌手になる夢を持つ。10年再来日。翌年、世界一日本の歌がうまい外国人を決定する日本テレビ系「のどじまん ザ!ワールド」に出場、2回の優勝を果たした。歌手以外にも映画、舞台、モデル、CMで活躍。3月、初主演映画「ヒノマル♪ドリーム」が日本全国で公開。7月31日に「fが歌詞(うた)になる」でメジャーデビューする。公式ブログ:ameblo.jp/0nyk0/

ダイアナ・ガーネット 職業:歌手
ワシントンDC出身。日本映画好きの父の影響で日本に興味を持ち、高校時代、高知県内の高校に留学。日本人の友人からJ-POPを教えてもらい、心を奪われる。大学は兵庫大学に留学。2010年The Evergreen State Collegeを卒業。現在は都内のGABAで英会話の講師を務めている。「のどじまん ザ!ワールド」に3回出場。13年・春の大会で初めて決勝進出を果たし、チャンピオンに輝く。現在多くのレコード会社からデビューの声が掛かっている。公式facebookサイト:DianaGarnettsinger

 

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

(2013年5月25日号掲載)


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