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インタビュー クリス・ハート

“もっと日本の心を知りたい。そうすればもっとうまく歌える”

日テレ系「のどじまん ザ!ワールド」優勝者がJAPAN DAYで熱唱  「ガチ!」BOUT.147

12日、「JAPAN DAY」(セントラルパーク)でライブを行ったクリス・ ハートさん、ニコラス・エドワーズさん、ダイアナ・ガーネットさん。J―POPの歌唱力を外国人が競い合う人気テレビ番組「のどじまん ザ!ワールド」 (日本テレビ系)で優勝経験を持つ3人が、今回、母国アメリカで日本の歌を披露した。今月1日に念願のCDデビューを果たしたクリスさん。現在、日本で活 動しているクリスさんにライブの直後、お話を伺った。
(聞き手・高橋克明)
◇ ◇ ◇

歌い終わった時の、観客の大歓声はステージ上でも聞こえましたか。

 クリス もちろん! もう、本当に楽しかった。(途中、音響が途切れる)ハプニングもありましたけど(笑)、その時に(客席から)「GO! クリスーッ!」ってみんなが声を掛けてくれて(※そのままアカペラで歌いきって、大歓声)。その時、みんなと一つになった気がします。これだけ応援してもらってるんだから、これからも頑張んなきゃって気持ちになりました。

日本でデビューして母国に凱旋(がいせん)されてのコンサート。思うところもあるのでは。

 クリス 4年ぶりに自分のルーツである国に帰ってきて、J―POPを歌えるチャンスを頂いて、これから(の音楽活動)にいいスタートが切れたと思う。ホントにピッタリなタイミングだと思います。でも、そんなことより今日、アメリカ人にも日本の人にもJ―POPの魅力を伝えることができて、すごい応援をもらって、それだけですごいうれしかったですねー。

アメリカ人であるクリスさんが、日本で日本語でCDデビューするまでの4年間の道のりは周囲の人間が思うより、大変だったと想像するのですが。

 クリス (来日前に)アメリカで6年間ほどバンド活動もしてたので、全部で10年かかりました(笑)。それを考えるとすごく長いけど、でも日本で4年でデビューできたのは、それはやっぱり応援してくださってる皆さんのおかげだから。特に「のどじまん ザ!ワールド」っていうテレビ番組にはいろいろ応援してもらって感謝してますね。遅いか早いか分かんないけど、とりあえずデビューできて良かったです。(笑)

今回はこのライブのためだけにニューヨークに来られたわけですが…。

 クリス (さえぎって)この街はほんとに素晴らしいねー。大好きですねー。今は東京に住んでるから、もうビッグシティーには慣れてるつもりだったけど、でも、東京とはやっぱり全然違いますね。大都会で同時に歴史も感じさせてくれるし…うん、いい勉強になりました。世界ってどこも、もちろん違うけど、ここにもいろんな人やいろんな文化があって、日本のお祭りまであるなんて(笑)。なんかすごいなと思いました。

(故郷の)サンフランシスコと東京とニューヨーク。どこが一番好きですか(笑)

 クリス はははは。どこですかねー。もう全部、全然違うから。サンフランシスコは地元で、東京はホームで、ニューヨークは…ニューヨークは何ていうんだろう。力をもらえるところ、ですかね。それぞれの文化が共存してて、で、一つになって。で、ニューヨークにはニューヨークのプライドがあるんだなって感じましたねー。

クリスさんの当面の目標を聞かせてください。

 クリス 今は日本の文化を、日本人の心を少しでも知りたいと思ってます。もっと知ることができれば、アーティストとして、もっとうまく歌えると思うんです。日本人の心を知ることができれば、作曲家としても、もっといい曲を作れるとも思うんです。それは自分にとって一番大切で一番大きいものだと思うんですよね。

同じように「外国人」としてこの国で頑張っている日本人の読者に、クリスさんからできるアドバイスはありますか。

 クリス アドバイスというより…何ていうんだろう。いや、ほんと、もう「仲間」だと思うんです。ニューヨークに住んでいらっしゃる日本人も日本の文化や歴史をこの国に伝えていて、僕もJ―POPの魅力をこれからも世界に伝えていきたいし。仲間として、同じチームとして頑張りたいなって思ってます。

クリス・ハート

職業:歌手

1984年生まれ。サンフランシスコ出身。ジャズ・べーシストの父親とクラシック・ピアニスト、サルサ歌手であった母親の影響で、幼いころから楽器を習い始め、音楽に没頭する。10代になるとJ―POPに大きな影響を受け、2009年来日。Youtubeの動画をきっかけに、日本テレビ系の人気番組「のどじまん ザ!ワールド」へ出演、みごと優勝を飾る。まるで生粋の日本人のようにつつましやかで愛らしいキャラクターと、包み込まれるような温かな歌声で多くの日本人に感動を与えている。5月に木山裕策の「home」をカバーし、メジャーデビューを果たす。6月5日には「家族になろうよ」「瞳をとじて」など全13曲を収録したカバーアルバム「Heart Song」をリリースする。公式サイト:chris-hart.net/

 

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

(2013年5月23日号掲載)


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