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NY インタビュー ジェロ

成功するまで続ければ成功すると思うんですよ(笑)

「ガチ!」BOUT.122

 

“日本初のプロの黒人演歌歌手”ジェロが6月9日、ジャパン・ソサエティーで ニューヨーク初のコンサートとトークショーを行った。ヒップホップのリズム、スタイル、ファッション、ダンスを演歌に取り入れるという今までにないスタイ ルを持つ一方で、完璧な日本語の発音とこぶしの効いた歌の節回しはユニークかつ本格的。2008年のプロデビュー以来、幅広い年齢層から人気を集めている ジェロに、コンサート直前、日本での活動や今後の夢など、お話を伺った。(聞き手・高橋克明)

 

NYデビュー JSで熱唱

コンサート直前ですが、今のお気持ちはいかがですか。

 

ジェロ 今までもピッツバーグ、ロス、サンフランシスコ、ワシントンDCとコンサートをやらせていただいたことはあるんですけど、ニューヨークは初めてなので、うれしいです。いい歌で楽しいライブをやりたいですね。かなり緊張してますけど。

緊張しているようには見えないです(笑)。自信があるって感じです。

 

ジェロ いやぁ、緊張してますよ(笑)。初めてですから。

でも、それだけの公演をこなされているので、アメリカでのライブは慣れたものではないですか。

 

ジェロ うーん、でも、まぁちょっと特別かなぁ。日本(のコンサート)とは雰囲気が全然違いますから、はい。やっぱり自分の生まれた国で演歌を広めるっていうことは特別なことだと思うし、気持ち的にちょっと複雑でもあり…。日本の時とはやっぱり違いますね。

どちらが楽しいでしょう。

 

ジェロ どっちも好きです。緊張感は別物でも、ステージに立つこと(自体)が好きなんで。

どちらがご自身の中でホームになってますか。

 

ジェロ どっちもですね。日本にもアメリカにも帰る場所はあるので。心が落ち着く場所が世の中に二つあるっていうのは幸せなことだなって思ってるんです。両方、ホームです。(笑)

今回のコンサート、どんな思いでステージに立たれますか。

 

ジェロ 演歌の魅力を伝えたいっていう気持ちもありつつ、まぁ、楽しいライブにしたいですね。あとは自分のようなアメリカ人が日本でデビューして4年、今回ニューヨークでやれるってことは成功の証だなって思うので、皆さんに感謝の気持ちを込めたライブにしたいです。

デビューして今年で5年目ですね。ここまでの4年間は短かったですか、それとも長かったですか。

 

ジェロ いやいや、まだまだ。短いし、あっという間でした。これからだってあっという間なのかなとも思います。

おばあさまの影響で演歌にハマったというのは有名な話ですが、その時のことは覚えていらっしゃいますか。

 

ジェロ 周りが当たり前のようにそういう環境だったので。おばあちゃんの家に行くといつも演歌が流れていたので気がついたら当たり前のように自分も歌ってましたね。(笑)

今後の活動について教えてください。

 

ジェロ 毎年「カバーズ」っていうシリーズをやらせていただいているんですけれども、今回は7月4日に「カバーズ5」が発売されます。今年のお正月に発売された新曲「夜明けの風」がパチンコ台「必殺仕事人4」のテーマソングになってるんですね。そのつながりで今回のアルバムも時代劇の主題歌の特集版になってます。

ニューヨークの印象を聞かせてください。

ジェロ 初めて来たのは、高校生の時に、日本語でなんて言うのかな…:修学旅行!で来ましたね。その後もよく遊びに来てます。今回は2年ぶりなんですけれど、やっぱり人が多くて大都会ですね。ちょっと東京に似ているような気もします。共通点がいっぱいあるなぁって。

どういった共通点でしょう。

 

ジェロ 東京もニューヨークも夢を持って(地方から)来る場所というか、夢を持ってる人が集まっている場所っていう感じがします。来るといつもそう感じますね。

ニューヨークに夢を持ってやってきた読者にメッセージをお願いします。

 

ジェロ それぞれいろいろな理由で皆さんこちらにいらっしゃると思うんですけど、僕自身がそうだったように、外国で暮らすってことは、楽しいこともあるけれど、つらいことも多いと思うんですね。それでも自分の夢や、やりたいことに向かって頑張り続ければ、もっともっと人生楽しくなると思います。成功するまで続ければ、成功すると思うんですよ(笑)。せっかくこちらにいらっしゃるので、ニューヨークを堪能していただきたいですね。

 

最後に、ジェロさん自身のゴールも聞いてよろしいでしょうか。

 

ジェロ 僕はずっと演歌歌手でいたいと思ってるんですよ。で、聞いていただける方がいらっしゃる限り歌っていきたいと思ってます。

ジェロ 職業:演歌歌手

ペンシルバニア州ピッツバーグ出身。日本人である祖母の影響を受け、幼少のころから演歌に親しむ。名門ピッツバーグ大学在学中に日本に短期留学し、本格的に演歌歌手になることを決意する。卒業後2003年に訪日。大学で専攻したコンピューター・エンジニアとして仕事をする一方、各地のカラオケ大会に出場するなど精力的に活動、ビクターエンタテインメントのスカウトの目に留まる。2年の歌唱トレーニングを経て08年2月、シングル「海雪」でデビューする。オリコン総合シングルチャート初登場で4位と、演歌・歌謡曲の新人ソロ歌手として過去最高位を記録。同年、「ベストヒット歌謡祭」「日本有線大賞」「日本レコード大賞」という音楽賞の全てにおいて最優秀新人賞を獲得するとともに、念願の「紅白歌合戦」への初出場も果たす。11年4月からBSフジの「beポンキッキーズ」にレギュラー出演中。公式サイト:http://jero.jp/pc/bio.jsp

 

「カバーズ5」 7月4日発売

カバーアルバム第5弾は時代劇主題歌の名曲集

ジェロが歌う演歌・歌謡曲のカバーアルバム第5弾のテーマは、時代劇の主題歌。シングル「夜明けの風」のカップリングとして評判を呼んだ「荒野の果てに」をはじめ、「すきま風」「ねがい」など永遠の名曲を収録。時代劇主題歌集としても楽しめる。7月4日発売。

 

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

(2012年6月23日号掲載)


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