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日本語だけではなく日本文化の習得も必要

あいさつの励行や食事の際のマナー、目上の人に接する際の態度なども指導

「在米親子にアドバイス」日米の教育事情
米日教育交流協議会(UJEEC)・代表 丹羽筆人

 

試合前には整列してあいさつ

試合前には整列してあいさつ

 

12年目を迎えた米日教育交流協議会主催の日本語・日本文化体験学習プログラム「サマーキャンプ in ぎふ」の第1期と第2期が無事終了しました。この12年間の総参加者数は237人。内訳は、男子が118人、女子が119人。小学生が88人、中学生が127人、高校生が22人。また、アメリカからの参加者は約80%の195人で、カリフォルニア州が77人と最も多く約40%です。次いでニューヨーク州が18人、ワシントン州が15人、ニュージャージー州とテキサス州が各10人で、その他幅広い州から参加しています。また、アメリカ以外の国や地域では、カナダ、メキシコ、イギリス、アイルランド、ベルギー、トルコ、中国、香港、台湾、タイ、シンガポール、ナミビアから参加しました。また、日本にあるインターナショナルスクールやアメリカンスクールの生徒の参加もありました。この多くはアメリカの出身で、父親の転勤のため日本に在住しています。

また、参加者の多くは母親のみが日本人という子どもですが、父親のみが日本人、両親ともに日本人という子どももいます。いずれも英語など現地の言語が第1言語で日本語が第2言語という子どもですが、最近は両親ともに日本人ではなく、日本での在住経験もなく、現地の学校で日本語を学習している子どももいます。

サマーキャンプの参加者状況から見えてくるのは、幅広い地域に日本人の血を引く子どもたちが在住していることです。そして、そのような子どもたちが、海外に暮らし、日本での生活の可能性が高くないにもかかわらず、日本語を学習しているということです。まだ、子どもたちは、現地の言語と日本語との複数言語を使えることのメリットをあまり感じていないかもしれませんが、将来はきっと役に立つことでしょう。

 

正座して和尚さんの話を聞く

正座して和尚さんの話を聞く

 

ただし、日本語が使えるだけでは日本の社会では通用しません。日本の文化や社会での礼儀作法を理解する必要があります。サマーキャンプでは、あいさつの励行や食事の際のマナー、目上の人に接する際の態度なども指導しています。

(写真:米日教育交流協議会)

丹羽筆人【執筆者】にわ・ふでひと 河合塾在職後に渡米し、北米の補習校・学習塾講師を歴任。現在は、「米日教育交流協議会(UJEEC)」の代表として、「サマー・キャンプ in ぎふ」の企画・運営、河合塾海外帰国生コース、名古屋国際中学校・高等学校、名古屋商科大学の北米担当などを務める。他にデトロイト補習授業校講師(教務主任兼進路指導担当)
◆米日教育交流協議会(UJEEC
Phone:1-248-346-3818
Website:www.ujeec.org


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