〈コラム〉合格しやすい生徒の保護者の特徴3つ

0

在米保護者への教育コラム 第13回

駿台 NY校 校舎長 清水孝浩

0718-column-sundai-shimizu

著者の授業風景(クリックして拡大)

 

(1)家でのルールをしっかりと決めている
「ゲームやインターネットは1日30分まで」というようなルールを決めているご家庭はお子様の成績が伸びるケースが多いです。
娯楽を全て禁止してしまうと、勉強にも集中しなくなるケースがあります。大切なのは“メリハリをつけて学習する習慣”を身につけさせることです。

(2)高い目標に向かって誘導をしている
“○○校に合格したい”といった、明確な目標を持っている生徒は強いです。
こういった生徒は、宿題をサボったり、丸付けや直しをやってこないことはまずありません。自分から「この課題が終わったら何をするべきですか?」というような質問をしに来る場合もあります。こうなったらしめたものです。(笑)
有名な大学に行くことのメリットをご両親が話してあげるだけでもモチベーションにつながります。
また、学校見学の際には、事前にパンフレットを見せてあげたり、その学校の良さをご両親が説明してあげると効果的です。

(3)合格のために必要な教材・学習環境をお子様に用意してあげている
有名私国立の中学・高校入試では、大人でも苦戦するような難問が出題されます。
受験参考書が数多く出版されているのは、それらが合格のために必要なものだからです。
「自分にはちょっと難しい」と思うような教材に取り組み、解説を見て、その後しっかりと解き直しをする。この習慣さえ作ることができれば、飛躍的な学力向上が見込めます。

保護者の役目は「教えること」ではなく、「お子様が努力しやすい環境を用意すること」です。

(次回は8月第3週号掲載)

●掲載一覧●

 

Share.