イノベーターズ・ネットワーク「困ったときの命綱:クリエイティブ・デザインと防災」

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This Could Save Your Life: Creative Design & Disaster Preparedness

ジャパン・ソサエティー(JS)は、国際交流基金日米センター(CGP)との共催により、11月4日(金)に、防災の分野で、クリエーティブな発想力に基づくデザインを取り入れた先進的かつ独自性のある取り組みを行っている永田宏和氏=写真=を迎えて、講演会を行う。

Photo © Yoshiaki Tsutsui AXIS.

Photo © Yoshiaki Tsutsui AXIS.

 

永田氏は、2006年より、神戸を本拠とするNPO法人プラス・アーツ創立者として、災害大国・日本ならではの経験と学びを、デザインやアートと融合することで、よりわかりやすい防災教育の普及や防災意識の向上を推進してきた。
ゲーム感覚で子供が防災を学ぶ防災訓練や、身の回りのもので作る災害用シェルターの考案を手掛けるだけでなく、無印良品を手掛ける良品計画やAIGといった企業との連携を通じて防災マニュアル作成やグッズ開発、商品を活用した啓発キャンペーンの展開など幅広い活動を、デザイナー、建築家との協働により行っている。

講演会当日は、災害時に皿代わりになるプレートの作り方を、永田氏が伝授。
なお、本講演会は、11月5日(土)の国連「世界津波の日」を記念し、またハリケーン「サンディ」被災4周年の節目に合わせて企画された。

【共催】国際交流基金日米センター
【協力】国際連合日本政府代表部、全日本空輸株式会社

◎スケジュール:
受付開始   午後6時〜
講演&Q&A 午後6時半〜8時
レセプション 午後8時〜8時半

■概要
◎『困ったときの命綱:クリエイティブ・デザインと防災』
日時:11月4日(金) 午後6時半
会場:ジャパン・ソサエティー ムラセ・ルーム(1階奥)333 E 47th St(bet 1 & 2 Ave)
参加費:一般 12ドル、会員・シニア・学生 10ドル
申し込み方法&問い合わせ:212-715-1258
ウェブ:www.japansociety.org

 

【永田宏和 (ながた・ひろかず)】
NPO法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸 副センター長。
1993年大阪大学大学院修了後、株式会社竹中工務店入社。2001年同社を退社後、まちづくり、建築、アートの3分野での企画・プロデュース会社「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年NPO法人プラス・アーツ設立。2012年8月よりデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の副センター長に就任。主な企画・プロデュースの仕事に、楽しみながら学ぶ新しい形の防災訓練プログラム「イザ!カエルキャラバン!」(2005年〜)、防災とクリエイティビティをテーマにした展覧会「地震EXPO」(2006年)、東京ガス全社員向けの防災啓発キャンペーン「SAVE YOURSELF」(2008年〜)、無印良品の防災をテーマにした展覧会「地震ITSUMO+無印良品」(2008年〜)などがある。日本国内のみならず、これまで20カ国以上で防災教育の普及に取り組んでおり、国際交流基金やJICA等との協力の下、東南アジアを中心に、異なる災害種や文化、生活習慣にあわせた防災コンテンツを共同開発し合同展示を行ってきた。『第1回まちづくり法人国土交通大臣賞【まちの安全・快適化部門】』『第6回21世紀のまちづくり賞・社会活動賞』、『国際交流基金地球市民賞』他 受賞。東京ガス、東京メトロ、三井不動産グループ、無印良品、NHKなど企業・メディアの防災アドバイザーや、日本各地の自治体が主催する講演会・講座の講師も数多く務めている。NHK・Eテレ「東北発☆未来塾」、TBS『情熱大陸』、日本テレビ『世界一受けたい授業』出演。

●国際交流基金について
総合的に国際文化交流を実施する日本で唯一の専門機関「国際交流基金(ジャパン・ファンデーション)」。世界の人々と日本の人々の間で互いの理解を深めるため、文化芸術交流、海外における日本語教育、そして日本研究・知的交流の3つのフィールドでさまざまな企画や情報提供を通じ、人と人との交流をつくりだしている。日米センター(CGP)は、1991年4月に国際交流基金の中に設立され、日米両国が世界中の人々とともに、グローバルな課題、日米関係にとって重要な課題に対処するための共同プロジェクトを支援しています。

●JSについて●
JSは、1907(明治40)年にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体。全米唯一の規模を誇る日米交流団体として、両国間の相互理解と友好関係を促進するため、多岐にわたる活動を続け2007年に創立100周年を迎えた。その活動範囲は、政治・経済、芸術・文化、日本語教育などと幅広く、展覧会、舞台公演、映画上映会、講演、試食・試飲会、シンポジウム、国際会議、セミナー、ワークショップ、人物交流などを通じて、グローバルな視点から日本理解を促すと同時に、日米関係を深く考察する機会を提供している。今日、JSは日米の個人・法人会員をはじめ、政財界のリーダー、アーティスト、教育関係者、学生などさまざまな参加者を対象に年間100件以上のプログラムを提供し、創立以来、その数は数千件にのぼる。

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