〈コラム〉プレゼントは何にしましょうか?

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第56回目

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動物をモチーフにした物が可愛い。小さな湯たんぽカバーもクマちゃんで

赤、緑、金色などに輝くイルミネーションに心躍る今日この頃、NYの皆様いかがお過ごしですか?
そしてこのシーズン、考えを巡らせるのが、お世話になった方々や、愛しい人々へのプレゼント。もう選ばれました? 私は一足早く、友だちからとっても可愛い、あったかソックスをいただきましたが、こんなふうに早くいただいちゃうのもなんとも嬉しいものです。おまけにソックスに添えてくれたカードには、「ゆきちゃんへ 少し早いけど、あんまり可愛かったので…」ですって。「可愛いのはあなたです」と、プレゼントをくれた友だちを思ってつぶやいてしまいましたが、プレゼントには、ことさように贈ってくれた人の人柄がちょっと見えたりするところが楽しいものだし、高いものじゃなくても、ああ、私のことをちゃんと考えて選んでくれたんだ、と思えるものがいいですね。それにつけても、今は本当にいろんな物が有り過ぎて、逆に何を選んだらいいのかちょっと迷ってしまいませんか?
子どもの頃、両親からのクリスマスプレゼントは付録付きの月刊誌でした。普段の月は借りていたんですね。借りる本には付録は付いてないので、このプレゼントはホントに嬉しかった。そう、クリスマスの朝、目を覚ますと、月刊誌に付録が付いているので、いつものよりぷっくり太っちょの本が枕元に置いてあるのです。もう随分昔ですが、その頃は自転車に乗ったおじさんが毎月貸し本を持って来てくれたんですよ。いや、多分そう。私の故郷の名古屋だけかも? って、心細いことを言っていますが、そんな時代でした。夕飯時、醤油が足りなくなると隣の家に借りに行ったし、味噌が足りないからと、隣のおばさんが借りに来たりもしていました。コンビニがあったら、しゅっと買いに行ったのでしょうが、もちろんありませんからご近所さんが助け合っていたし、毎月付録付きの月刊誌を子どもに買ってあげられるほどの余裕のある家はそうそうなかったので、こういうおじさんもいたのでしょう。
でも今は今で、安くても素敵なプレゼントがてんこ盛り。大人ですが、可愛いものはいかがです?
てなわけで、今年も有り難うございました。ちょっと早いですが、良いお年を!
(次回は1月1日号掲載)

(プロフィル)兵藤ゆき タレント・エッセイスト・服飾デザイナー自身が企画・デザインしている『ゆきねえインク』の、楽なのに綺麗なボディーメイクができるインナーシリーズは、NYの『BRADELIS NEW YORK』でも販売中。

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