〈コラム〉花粉症の季節

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第60回目

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見た目では分かりにくいですが、それぞれ対策が施されたマスクたち!

早くも4月、NYの皆様いかがお過ごしですか?
思い起こせば今から30年ほど前、木々に若葉が茂り、可愛い花が咲き、わ~い、春が来た~、と浮かれ始めたら、透明の鼻水がタラタラ~。次に、へ~クション! あらぁ、風邪をひいたかな? と思ったら、それは花粉症の始まりでした、なんていう知り合いの男性がおりました。
今でこそ花粉症を知らない人は少ないかと思われますが、その頃は、それ、なあに? と首を傾げる人の方が多かったのではないでしょうか。
その知り合いは、風邪かと思って病院に行ったら花粉症(確か杉の花粉)と診断され、薬をいただき、それを飲んでいさえすれば、その後、透明の鼻水もくしゃみも出ないと喜んでいました。
でも、それでももしものことがあるといけないからと、マスクも着用していました。
彼は日本に住んでいる人ですが、NYに住んでいる10数年前に知り合いになった男性も、もう当時から花粉症で、それ用の薬を飲んでいました。
でも、未だかつて彼がマスクをしているのを見たことがありません。
日本では冬も風邪予防でマスクをしている人たちが多いのですが、ここへ来て花粉症対策かと思われるマスク着用者もがぜん増えています。
そして街の薬局は言うに及ばず、コンビニ、洋品店など、いたるところでマスクが販売され、そのマスクそれぞれに色々な対策が施されています。
花粉だけでなく、PM2.5対策、かぜ・ウイルス飛沫対策、寝ている間ののどの乾燥対策、ファンデーションや口紅がマスクに付きにくい対策など、こんなマスクがあったらいいな、なものがたくさん出ているのです。
そうそう、隙間をなるべく作らないものや、耳が痛くなりにくい耳ひも付きのものももちろんありますし、使用中マスクと未使用マスクを分けて入れられる、ビニール製の花柄や可愛いイラスト付きマスクケースもございます。
って、ホント、お店の人のようになって勧めてしまいたくなるようなものがたくさんあり嬉しくなってしまいます。
そうだ、嬉しがりついでに、前出のニューヨーカーの花粉症の彼に、これらのマスクを色々見せてあげよ~っと。どんな反応をするか楽しみだなあ。
でも、きっと彼は、しないんだろうな。(次回は5月第1週号掲載)

(プロフィル)兵藤ゆき タレント・エッセイスト・服飾デザイナー自身が企画・デザインしている『ゆきねえインク』の、楽なのに綺麗なボディーメイクができるインナーシリーズは、NYの『BRADELIS NEW YORK』でも販売中。

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