WEF代表理事・尾原蓉子氏が語るファッション業界の未来のあるべき姿

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JAA女性実業家の会講演会

講演するWEFウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション代表理事の尾原蓉子氏=13日、ニューヨーク(撮影:日置)

講演するWEFウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション代表理事の尾原蓉子氏=13日、ニューヨーク(撮影:日置)

ニューヨーク日系人会(JAA)女性実業家の会(代表・石田圭子氏)は13日、日系人会ホールで一般社団法人「WEF(ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション)」代表理事の尾原蓉子氏を迎え、グローバル時代における日本のファッションビジネスの行方をテーマに講演会を行った。

「ファッションビジネス」の言葉と概念を日本に初めて広め、50年にわたり日本のみならず、世界中のファッション産業の動向を見てきた尾原氏の講演とあって、ファッション業界人のみならず、多くの人が集まり、会場は満席となった。

「デジタル化」が進み、あらゆる産業が変革を求められている現代。ファッションビジネスも変革を迫られている。「デジタル化」「ディスラプション」「グローバル化」「個人の台頭」の四つの言葉をキーワードに、日本のファッションビジネスはどのような未来を創出するべきなのか。

ファッションビジネス界の草分けである尾原氏が、その実体験に基づき4年がかりで書き上げた新著『Fashion Business 創造する未来』を軸に、未来のファッション業界のあるべき姿を語った。

「未来は予測するものではなく作るものである」。自身の考えを説くと共に、未来ある若者に対して、この言葉を投げ掛けた。

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歓談する参加者ら=同

(2017年1月21日号掲載)

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