ブロードウェイで15周年の節目

Magical Mormon Mystery Week
トニー賞受賞ミュージカル『ブック・オブ・モルモン(The Book of Mormon)』が、2026年3月19日にブロードウェイで15周年を迎えました。会場となったユージン・オニール劇場(Eugene O’Neill Theatre)では、記念パフォーマンスが行われ、この人気作の節目が盛大に祝われました。
本作は2011年3月24日に同劇場で開幕し、以来ロングランを続けており、現在では同劇場史上最長上演作品であり、ブロードウェイでも屈指のロングラン作品となっています。
トニー賞9部門受賞の大ヒット作
『ブック・オブ・モルモン』は、トレイ・パーカー(Trey Parker)、ロバート・ロペス(Robert Lopez)、マット・ストーン(Matt Stone)による作品で、2011年のトニー賞では作品賞(Best Musical)を含む9部門を受賞しました。
さらにグラミー賞も受賞するなど、批評・興行の両面で成功を収め、現代ブロードウェイを代表するミュージカルのひとつとなっています。
特別公演と今後の記念イベント
15周年当日は特別な記念公演が行われ、ファンとともに節目を祝いました。さらに2026年6月には特別企画「Magical Mormon Mystery Week」の開催も予定されており、オリジナルキャストの出演など、特別なイベントが企画されています。
あらすじ―過激なユーモアで描く信仰と成長
物語は、真面目で前向きな若きモルモン宣教師エルダー・プライスと、やや気弱で問題を抱えるエルダー・カニンガムの2人が、ウガンダへ布教活動に派遣されるところから始まります。
しかし現地では、貧困や暴力、病気といった厳しい現実に直面し、思い描いていた布教は思うように進みません。そんな中、カニンガムは独自の解釈で教義を語り始め、それが思わぬ形で人々の心を動かしていきます。
ユーモアと風刺に満ちた展開の中で、信仰とは何か、人を救うとはどういうことかを問いかける、笑いと感動が共存する物語です。
作品概要と魅力
『ブック・オブ・モルモン』は、過激で大胆なコメディと鋭い社会風刺を特徴としながらも、友情や成長といった普遍的なテーマを描いています。
そのバランスの巧みさが高く評価され、「最も面白いミュージカルのひとつ」として世界中で愛され続けています。
※本作はブロードウェイのみならず、ロンドン・ウエストエンドや世界各地のツアーでも成功を収め、現在も世界中で上演が続いています。
Text : Akiko Kudo (NY Biz)