スティングが主演する特別公演がNYで実現

The Last Ship ©2026 The Metropolitan Opera
グラミー賞受賞アーティスト、スティング(Sting)が手がけたミュージカル『ザ・ラスト・シップ(The Last Ship)』が、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera House)で特別上演されます。
本公演は2026年6月9日から14日までの期間、全9公演限定で行われる特別企画で、スティング自身が出演することでも大きな注目を集めています。
新たに再構築された“進化版”プロダクション
今回上演されるのは、これまでの作品をベースに再構築された新バージョン。劇作家バーニー・ノリス(Barney Norris)による新しい脚本に加え、スティング自身による新曲や改訂楽曲が盛り込まれています。
また、レゲエ界のスターであり長年のコラボレーターでもあるシャギー(Shaggy)が共演するほか、約50名規模のキャスト・ミュージシャンが参加する大規模なステージとなります。
あらすじ―造船の町に生きる人々の物語
物語の舞台は、イングランド北東部の造船の町。造船所の閉鎖という危機に直面した人々が、自分たちの誇りや未来を守ろうと立ち上がる姿を描きます。
主人公ジャッキー・ホワイトは、衰えゆく造船所の現場を率いるリーダー。厳しい現実の中で揺れるコミュニティの中で、人々は団結し、最後の船を作るという象徴的な行動に出ます。
家族、仲間、そして故郷への思いが交錯する中で、「働くこと」「帰る場所」「人とのつながり」といった普遍的なテーマが、音楽とともに力強く描かれます。
スティングの原点から生まれた作品
『ザ・ラスト・シップ』は、スティング自身が育った造船の町ウォールズエンド(Wallsend)の記憶をもとにした半自伝的作品です。
彼にとってこの作品は、自身のルーツや家族、そして労働者たちへの敬意を込めた“原点回帰”ともいえる存在であり、「自分を形作った場所へのオマージュ」として制作されました。
【公演概要・チケット情報】
本公演はメトロポリタン歌劇場で上演される特別企画として、限られた期間のみ実施されます。
-
会場:メトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera House)
-
期間:2026年6月9日~6月14日
-
公演数:全9公演(限定)
-
チケット価格:約40ドル~375ドル
チケットは公式サイトより購入可能で、国際ツアーの一環としてアムステルダム、パリ、ブリスベンなどでも上演が予定されています。
ジャンルを越える“特別な舞台体験”
ロック、ミュージカル、オペラ――異なるジャンルを横断してきたスティングが挑む本作は、まさにその集大成ともいえるステージです。
ブロードウェイ作品としてスタートした『ザ・ラスト・シップ』が、世界最高峰のオペラハウスで再構築される今回の公演は、“音楽劇の新たな可能性”を提示する特別な機会となりそうです。
◇ ◇ ◇
スティングが自ら主演を務める本作は、彼のキャリアと人生を重ね合わせた、非常にパーソナルで力強い作品として、今夏のニューヨーク公演の中でも注目の一本です。