「お金を自分のために働かせよう」
NY・JaNet会館
日本ファイナンシャルアカデミー株式会社(本社・東京都千代田区)代表で、本紙でもコラムを掲載している泉正人氏をゲストに迎えた講演会、「お金の教養講座|Think Money. Think Life. お金はアナタを映す鏡|」が2月27日、ニューヨーク・ミッドタウンのJaNet会館で行われた。同社は、ファイナンシャルアカデミー東京校・大阪校・ニューヨーク校・ウェブでの講座を通じて、延べ25万2957人に指導をした実績を持つ、日本最大級の独立系ファイナンシャル教育機関。
今回の講演会では、ベストセラー「お金の教養」著者としても知られる代表の泉正人氏を日本から招き、NPO法人JaNet理事長の榮枝洋文氏をファイナンス講師に迎えて、80人の参加者に講義を行った。
来場者は、「これまで経済について学んだ経験はないが、資産運用に興味がある」という人がほとんど。「ここ1年以内の大きな買い物は何か」という身近な質問で、各々が自身の金銭感覚を振り返るところから講義はスタートした。泉氏と榮枝氏は、参加者との質疑応答を交えながら、「お金の役割」「価格と価値の違いの見分け方」「お金の貯め方・増やし方・管理の仕方」などを基礎から解説。未経験者にも分かりやすい内容で、参加者からも多数の意見や相談が飛び交った。
「好きなブランドがあるから、50ドル出してその商品を買う。これでは『お金を使う』だけで終わってしまいます。しかし、商品を買う代わりに50ドル分の株を買えば、後々株が3倍に上がるかもしれない。そうすれば、同じ商品が三つ購入できますね。お金のために働く、のではなく『お金を自分のために働かせる』ことができれば、人生に時間的・金銭的・精神的ゆとりが生まれます」と、泉氏。講演を通じて、まずは妥協のない欲張りな目標を持ち、挑戦への第一歩を踏み出すことの大切さを説いた。
参加者に感想を聞くと、「投資に対して興味が湧いた」「理想のライフスタイルが明確になった」「さらに経済を学びたくなったので、ファイナンシャルアカデミーへの入学も検討中」という反響があった。講演会終了後は泉氏を囲んでの座談会が行われ、活発な質疑応答が続いた。
(「WEEKLY Biz」2014年3月8日号掲載)