「BENTO on demand」を動画で紹介

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10年かけ見えた、米国に“弁当”広める道筋

BentOn

「お弁当」はニューヨーカーにも欠かせない食文化になりつつあるようだ。今、ニューヨークでのお弁当ビジネスを積極的に展開するBentOn(べんと・おん:代表・古川徹氏)が、6月28日、FCI朝のニュース情報番組「FCI News Catch!」内インフォマーシャル・コーナー「知っ得 INFO FCI」内の放送で紹介された。

 

 

番組では同局リポーターのアレックス・ヨークさんが「BentOn Cafe」のファイナンシャル・ディストリクト店を訪ね、同店が実践するスタイル「BENTO on demand」を体験、また客や古川社長を取材し、そのコンセプトや人気の理由を探った。

BentOnの古川徹代表

BentOnの古川徹代表

好きなものを選べる「BENTO on demand」

好きなものを選べる「BENTO on demand」

番組内で、米国人になじみのないお弁当を広めるためにどんな工夫を行ったかを述べる古川社長。日本の「弁当」文化を米国に広め、「BENTO」という言葉を浸透させようと心に決めたのは10年前、2006年の同社設立の時だ。まずは前身の「フジケータリング(FUJI Catering)」として仕出し弁当を日系企業へ配達するところから始まり、「おいしくて、毎日食べても飽きない(日替わり)メニュー」を自ら考案、多様な人種の社員とコミュニケーションを図るためスペイン語も学んだ。営業活動よりも商品の質の向上を図ることで、多くの日系企業やコミュニティーの信頼を得た。その後、12年に社名を「BentOn」に改名。13年「BentOn Cafe」ミッドタウン店、14年ファイナンシャル・ディストリクト店開店、そして16年3月に新社屋(本社兼製造工場)をニューヨークのクイーンズ地区ロングアイランドシティ(LIC)に開設。また、ジャパン・ソサエティーをはじめとするイベントのケータリングサービスにも力を入れている。今後も近い将来、マンハッタンに10店舗開店を目指す。

「BentOn Cafe」ファイナンシャル・ディストリクト店

「BentOn Cafe」ファイナンシャル・ディストリクト店

飛ぶ鳥を落とす勢いのようだが、米国ではなじみのなかったBENTOを広めていくことは、平坦だった訳ではない。しかし常に「トライ」を繰り返し、ようやく道筋が見えるようになったのは10年経ったここ最近だという。そのきっかけにもなっているのが、15年からスタートした、ニューヨーカ向けのヘルシーなアイテムを選んで自分だけのBENTOを作ってもらえる、「BENTO on demand」である。このBENTO on demandには無限の可能性を持っていると確信している。ニューヨークでの日本食は寿司(すし)やラーメンだけではない。「一つの店舗としての成功でなく、(スターバックスやチポトレに見られるような)多店舗型ビジネスで米国の市場全体に大きく挑戦していきたい」という古川社長の言葉は夢ではないようだ。
(写真はいずれもBentOn提供)

●BentOn●
【ウェブ】
www.benton.nycwww.bentoncafe.nyc
【電話】718-392-3686
【Eメール】contact@benton.nyc

 

FCI_LOGO情報は本紙紙面とFCI朝のニュース情報番組「FCI News Catch!」のインフォマーシャル・コーナーの両方で紹介。番組の動画はサイトでもご覧になれます。

 

「FCI News Catch!」
月―金の朝7時~8時に放送局RNNで放送中。米国在住日本人のための朝のニュース情報番組で、フジテレビの各ニュース番組や米国のローカル情報を1時間にまとめ、無料で放送している。チャンネル番号など、番組の詳しい情報はオフィシャルサイトまで。

FCI-kikau-new

(2016年7月2日号掲載)

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