ザ・キタノ・ホテルで営業しながら工事完了
ニューヨーク・マンハッタンの日系ホテル、ザ・キタノ・ホテル(66 Park Ave @ 38th St)で4日、日本ピーマックの記者会見が行われた。
同ホテルでは、日本ピーマックによる冷暖房システム「PAFMAC」を導入し、ホテル営業を中断することなく工事を行った。この新システム導入で、これまでは建物全体で管理していた温度を、各客室で調節可能となった。
ビュッフェブレックファスト形式で行われた記者会見では、各報道機関や関係者が集まり、FCIの久下香織子キャスター司会の下、同システムのビデオ解説とNHKなどで活躍中のハナ・バーンズ氏による説明が行われた。
部屋に合わせた温度調節が可能
会見終了後、報道陣はホテルの内の各部屋に移動し備えられた設備を見学した。米国では画期的なシステムであり、部屋に合わせた温度調節が可能なこと、音が静かであること、ホテルを休業させることなく設置工事が進められることなど利点が多く、現地報道陣も積極的に質問を投げ掛けていた。
同社取締役社長の樋口裕幸氏は「日本のものづくりの素晴らしさをアメリカにも広めていきたい」と語った。
(2015年11月14日号掲載)