〈Topic〉松阪牛を世界へ NYでの初披露に手応え

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市長ら試食でPR

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松坂牛を使った4種類の料理を楽しむ参加者ら=1月24日、ニューヨーク(撮影:鈴木貴浩)

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特産松坂牛のしゃぶしゃぶ肉=同

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乾杯の音頭をとる三重県松阪市の山中光茂市長(中央)と一行=同

“日本産WAGYU”のトップブランドとして名高い「松阪牛」のニューヨーク初となるお披露目試食会が1月24日、三重県松阪市主催でミッドタウン・イーストの新橋レストランで開催された。
試食会は三重県が推進している「三重県産・和牛(伊賀牛/松阪牛)の米国拡販事業」に関連してフロリダ州オーランド市でメーンのお披露目会を行う一方、生産元の三重県松阪市の山中光茂市長、市職員や生産業者らの一行がニューヨークでの試食会を実施したいとの意向から実現したもの。
山中市長は集まった現地のレストラン、食品関係者や、メディア関係者らに自ら英語で松阪牛のおいしさや、特徴を説明。英語のPRビデオも上映し、松阪牛の特徴である長期肥育やビールを飲ませることなども紹介されると、ニューヨーカーからは驚きの声も上がった。
「松阪牛は私たちの街の誇りです。今日はぜひその味と香りを楽しんでください」と山中市長。調理は新橋レストランの大部治男料理長が担当した。ステーキ、たたき、西京漬け、しゃぶしゃぶの4品を振舞った。
900日以上肥育されたものが「特産松阪牛」といわれており、全体の4%でしかない。今回の試食会に用意された松阪牛は、さらに肥育期間の長い1000日以上のもの使用した。
来場したレストラン関係者は、「上質な脂肪分が多くてジューシーでおいしい。ぜひニューヨークで初めて松阪牛を提供する店になりたい」と話した。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年2月7日号掲載)

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