〈ユナイテッド航空〉NYで今年の動向について紹介

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日本向けビジネス戦略も活発化

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ユナイテッド航空アジア・パシフィック営業統括マネジングディレクター、井川啓子氏(右)、アジア・太平洋地区副社長・ジェイク・セフォリア氏=4日、ニューヨーク(撮影・岩城)

ユナイテッド航空(本社:シカゴ、会長・社長兼最高経営責任者:ジェフ・スマイゼック)が4日、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで日系メディア向けランチョンを行い、太平洋および大西洋地区営業担当副社長のジェイク・セフォリア氏らが同社の現状と今年の動向について紹介した。
同社は、世界58カ国、373空港に一日5055便を運航、業界トップレベルのネットワークを誇る。アジア路線の拡充も計っており、昨年には台北、成都、メルボルン、羽田の4都市と米国間を結ぶ4路線の就航を発表した。セフォリア氏は、米ボーイング製「787ドリームライナー」のトラブルも、現在は技術やデザインの向上によって性能が上がり、安全性が向上していると話した。
また、2013年から開始されたWi―Fiサービスも既に700機中450機が利用可能(ボーイング747は全機利用可能)となっており、年内に全ての飛行機で利用可能にする予定。
今年の日本向けビジネス戦略については、ドル高によって観光地としての魅力を高め、日本行きの便の需要の拡大が見込まれていることに加え、20年の東京五輪に向けてもプロモーションしたいとした。今年の6月には同航空と提携している全日空のヒューストン発成田直行便の新規就航が予定されるなど、より活発な動きが見込まれる。その模様は随時本紙で掲載する予定。

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ユナイテッド航空の現状と今年の動向について紹介する井川啓子氏

(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年2月14日号掲載)

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