15万人以上のバイリンガルが登録
ビジネスのグローバル化が進む昨今、語学が堪能で、国際的なビジネス感覚を兼ね備えた人材の需要が急増している。しかし同時に、その採用の難しさに頭を悩ませる企業も多い。「求人を出す際、英語を必須資格にすると応募者の母集団が激減する」「『語学ができる』と一口に言っても、ビジネスレベル以上の語学力を持つ人材が少ない」「専門技術を持つ人材をピンポイントに求めているが、なかなか見つからない」など、人事関連の課題は山積みだ。
ニーズにマッチした人材を効率的に探せる
その悩みを解決しているのが、ディスコ インターナショナル(社長/夏井丈俊)が運営する日英バイリンガル採用に特化した求人サイト、「CareerForum.Net(以下CFN)」。
登録する求職者は2015年3月現在、15万人を超え、そのうち7割以上がネイティブレベル・ビジネスレベルの英語力を保有。英語に加えて、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など、第三言語にも通じている登録者が多い。つまり同サイトでは、現地で即活躍できるレベルの語学力を登録者が持っていることは基本要素であり、そこからさらに経験業務や保有資格、学生時代の専攻などの条件で絞ることで、ニーズにマッチした人材を効率的に探すことができるのだ。
「ピンポイントな人材へアプローチ」が可能
サービスの流れ(左上図参照)は、CFNへの求人情報掲載という「マス(大人数)へのアプローチ」からスタートする。登録者は情報を見た上で企業へ応募をすることができるが、同サイトの役割は、「企業側は応募を待つだけ」という一方通行なコミュニケーションの創出にとどまらない。採用条件とマッチした登録者には、Eメールで求人情報を自動配信。さらに、スカウト希望の求職者に対して採用担当者は登録者のレジュメを閲覧した上で、個人宛てに応募依頼のスカウトメールを送ることができる。スカウトメールは求人企業と求職者が「1対1」でコミュニケーションできるツールであり、求職者の知りたいポイントを見極め、効果的な文面を作成することで、応募率を上げることができる。「ピンポイント人材への戦略的なアプローチ」が可能だということだ。
そして企業用管理ページで書類選考をしたのち、面接、内定となる。こういった一連の流れを、レジュメスクリーニング機能やメール自動返信機能などの便利な機能で一括サポートすることで採用効率を上げるのが、CFNの役割だ。
まさに人材の宝庫
登録者は、IT・電気・電子関連の知識・経験を持つ技術者、営業・企画・会計などの事務系職種経験者など、多種多様(円グラフ参照)。同ウェブサイトは、グローバルビジネスの強化を目指す企業にとって、まさに人材の宝庫と言えるのではないだろうか。【ウェブ】www.CareerForum.Net
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年3月28日号掲載)