〈特集〉 ディスコ インターナショナル マーケティングマネジャーに聞く

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米国内の日英バイリンガル
「転職を考え始めたらやっておきたいこと」とは

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マーケティングマネジャー・横田梢さん

職務経験の長さで活動方法が異なる

新卒一括で採用して終身雇用という旧来の人事・採用制度が崩れ、日本企業の間でも昨今、即戦力を中途で採用しようという動きが高まっている。だが、米国で働きたいと願う日米バイリンガルにとって、米国内での転職活動はまだまだ簡単なものではない。転職を考え始めたら、一体どんなことから始めればよいのか。米国内での日本語・英語バイリンガル採用を専門とし、世界の各地でキャリアフォーラムを開催しているディスコ インターナショナルのマーケティングマネジャー横田梢さんに話を聞いた。
転職活動の方向性を考える際に大事なのは「アプライしたいポジションが既に決まっているのか、それともこれからまださまざまな可能性を探ってキャリアを構築していきたいと思っているのか、という点です」と横田さん。
既に職務経験が長く、アプライしたいポジションも絞り込まれている人には、同社CFNのようなオンラインの求人サイトを利用するのがお勧め。「職歴」「希望ポジション」など条件を絞り込んで現在募集があるポジションの一覧を表示・チェックすることができるため、希望に近い募集を効率よく探し出すことができる。また登録された職務経験やキーワードから企業側が転職希望者を見つけてアクセスすることも可能なので、自分の経験や希望などをキーワードにした双方向でのコミュニケーションを図りやすい。

転職を完全に決意する前でもフォーラムを有効活用

一方、職務経験が3〜7年ほどで、まだこれからも新しい可能性を探ってみたい場合には、多数の企業が参加し、さまざまな業種・職種・ポジションについての話が聞ける同社フォーラムのようなイベントに参加することがとても効果的、と横田さんはアドバイスする。
転職者向けのフォーラムというと転職を完全に決意し、応募ポジションを決めてから参加すべきと捉えられがちだが、フォーラムはさまざまな企業が一堂に会するイベント。
つまり、自分が興味が無かったはずの業界・職種・ポジションについても、偶然出合えてしまう可能性がある。「さまざまな可能性をこれから探ってみたいとお考えの方は、自分が一体何をやりたいのか、まだまだ模索中の方も多いのです。そのような場合、フォーラムで偶然目に入った業種・職種からヒントを得てご自身のキャリアが定まっていくケースもあるわけです」(横田さん)

人事責任者にその場で会えるフォーラムは「効率がよい」

また、フォーラムでは人事の責任者と直接会えることも大きなメリット。転職者は皆異なるバックグラウンドを持っており、特に日英バイリンガルの場合、日米両国での文化経験から職務経験まで全ての事柄が新しい仕事に生きてくる。そのような深く・範囲の広い話を、応募や面接のステップを数々繰り返さずに、その場ですぐ人事責任者と話せてしまうことで、転職活動の大きな効率化が期待できる。「たくさんの転職希望者・未来の転職希望者の皆さんが、サイトやフォーラムを利用してよりよい転職活動をしてくださるとうれしいですね」と横田さん。
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同社では6月14日に、米国内転職者向けキャリアフォーラムを開催。同フォーラムに関する問い合わせ・資料請求はDISCO International, Inc.(ディスコ インターナショナル)まで。
【Eメール】cfn@careerforum.net 【電話】212-403-6840
【ウェブ】www.careerforum.net/event/pny/(フォーラム専用ページ)※求職者は予約なしでの当日参加も可能。
(「WEEKLY Biz」2014年5月24日号掲載)
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