フレンズアカデミー
子育て支援食育講座開講
焼きギョーザ作りの様子。右端が浅尾昌美さん
フレンズアカデミー（ニューヨーク・マンハッタン）で11月７日、保護者の子育て支援食育講座が開講された。
講師は、管理栄養士で食育アドバイザーでもある、真宗高田常國寺（東京都港区）僧侶の浅尾昌美さん。身近な旬の素材を用いた精進料理の紹介や、和の文化を伝える教室「赤坂寺庵」を主催する浅尾さんは、着物に白のかっぽう着姿で実践を交えながら講話を行った。
２歳から小学生の子供を持つ保護者からは、食が細い、偏食気味、あるいは逆に食欲旺盛で食べ過ぎが心配などの日ごろの悩みとともに、子供たちにとってより良い食事とは何かという質問が寄せられた。浅尾さんは、離乳食から５歳までの食事は幼児期の成長を支える大切なものであると話した上で、だからこそ、子供たちの年齢に応じた素材や食習慣を意識することが重要だと話した。また「いただきます」に始まり「ごちそうさま」で終わる日本の食事のあいさつは、社会性やマナーを身につけるためにも大切だと付け加えた。
講話に続き、旬のかぼちゃとクリームチーズを用いた焼きギョーザ作りが行われた。保護者からは思ったよりも手軽に作ることができ、おいしいとの感想があがり、試食をしながら和やかな雰囲気で質問などが交わされた。
フレンズアカデミーでは、保護者への支援講座を今後も行っていく予定。（問い合わせ：212-935-8535）
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2014年11月22日号掲載）
〈情報・写真提供〉 ニューヨーク育英学園
