初等部5・6年生
毛筆体験で書への関心や技術を向上
ニュージャージー補習授業校(ニュージャージー州パラマス、宮﨑信夫校長)の初等部5・6年生が2日、毛筆体験を行った。
同校では年に2回、初等部の4年生から6年生が体験するもので、この時しか書道をしない、この日が初めて筆を握るという児童もおり、毎回にぎやかな授業になっている。
始めに筆の握り方や、始筆の入れ方、筆の押さえ方などの基本を学んだ後、それぞれが背筋を伸ばして席に座り、筆を走らせた。中には日本で習字教室に数年間通った経験が有るという児童もおり、他の児童が「すごい! 絵を描いてみるみたい」と意外な特技に驚き、笑い合う様子がほほ笑ましかった。
この日の作品は30日と6月6日に「校内毛筆展」として校舎内に掲示され、互いの良さを認め合うこととなる。この毛筆体験は毎年短い時間ではあるが、書への関心や技術の向上の機会として子供たちにとって大切な行事となっている。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年5月16日号掲載)
〈情報・写真提供〉ニュージャージー補習授業校