Teacher Visiting Day
〜現地校の先生がやってきた
日本式の指導法に先生らが熱心に参観
ニュージャージー補習授業校（ニュージャージー州パラマス、宮﨑信夫校長）では、１月28日、ティーチャービジティングデーと題し、現地校の先生を招待する公開授業を実施した。この催しは10年ほど前に数年間続けられたもので、今回は父母の会の強い協力で実現した。
この日は土曜日にもかかわらず、ニュージャージー北部の各地より約20校44人の先生が来校された。初めにカフェテリアに集まって校長や父母の会会長からの歓迎のあいさつがあり、その後、子供たちが学んでいる教室に保護者の案内で移動した。
それぞれの教室では普段通りに算数や国語の授業が行われたが、日本の教科書や日本式の指導法を使って進められる授業を参観するのが初めての人も多かったようで、メモを取りながら熱心に参観する姿が見られた。参加した先生からは「授業のスタイルが自分の学校と違う」「教え方は私たちの学校と似ていた」「礼儀正しい子供たちに驚いた」「（英語が分からないために）日頃、おとなしい子供が、この学校ではこんなに積極的に学習していて驚いた」などの感想が寄せられた。また参加者の中には幼児部のお面作りに参加した人、中等部の数学のテストに挑戦する人もいて、良い交流の機会ともなったようであった。
参観後にはカフェテリアで軽食が提供され、保護者と先生方との懇談の時間が設けられた。日頃はなかなかゆっくり話す時間を取ることが難しいようで、昼過ぎまで楽しい歓談の時間が続いていた。参加した現地校の先生たちからは「来年度もぜひ行ってほしい」「先生仲間を連れてきたら良かった」などという感想も聞かれた。
〈情報・写真提供〉
ニュージャージー補習授業校 www.jwsnj.org/
（2017年２月11日号掲載）
