国連見学で平和の大切さ、さらに深め

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小学部6年生、これまでの学習生かす

ニューヨーク育英学園で行事

ニューヨーク育英学園全日制小学部(ニュージャージー州イングルウッドクリフス)の6年生7人は、マンハッタンにある国連日本政府代表部と国連本部を見学した=写真。

国連日本政府代表部を訪問し、岸守一参事官から政府代表部の職務や国連での役割などについて、具体的な経験をもとに話を聞き、「多数決による議決で難しいことは何ですか」「なぜ外交官になろうと思ったのですか」など、生徒一人一人が質問するなど、政府代表部の職務についての理解を深めた。

隣接する国際連合本部に移動し、長崎から寄贈された原爆の悲惨さを伝える浦上天主堂マリア像や、実際に会議が行われる「安全保障理事会」の会議場など、世界平和の大切さを伝えてくれる場所を見学。子供たちは、国語科や社会科の学習で世界の平和について学んできたため、平和の大切さについて自分なりに考えてきたことや、世界中で平和のために行われているさまざまな活動を実際に見学できたことで、これまでの学習をさらに深めることができた。

これから世界へと大きく羽ばたくであろう子供たちにとって、平和のために役に立つということを実感した一日であった。子供たちは、こうした経験を積み重ね、幅広い視野をもった国際人として、大きく成長していくことであろう。

〈情報・写真提供〉 ニューヨーク育英学園

(2017年12月16日号掲載)

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