暑い夏のクールダウンにぴったりなプラネタリウム
アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)のヘイデン・プラネタリウム(Hayden Planetarium)で上映中の宇宙ショー「Encounters in the Milky Way(天の川との遭遇)」。暑い夏のクールダウンにぴったりなプラネタリウムだ。6月の一般公開以来、話題となっている。9月30日(火)まで。
俳優のペドロ・パスカルがナレーションを務めるプラネタリウムショーは、博物館の象徴的存在であるフレデリック・フィニアス・アンド・サンドラ・プリースト・ローズ・センターの25周年記念として制作されたもので、2000年以来、画期的な宇宙ミッションからの観測結果や最先端の科学モデルに基づいて、ますます洗練された映像とともに、何百万人もの来館者を観測可能な宇宙の果てへと導いてきた。
何十億年もの過去に到達し、何百万年もの未来をのぞき見る『Encounters in the Milky Way』は、銀河系近隣を形作る宇宙の動きについてのタイムトラベルの旅。
恒星、彗星、星間物質、ガスや塵の雲など、太陽系の過去と未来における壮大な瞬間を最前列で見ることができる。
天文学者、科学ビジュアライゼーションの専門家、アーティストを含むチームによって開発されたこのショーは、過去100年で最も革新的なプロジェクトの一つで、欧州宇宙機関のガイア・ミッションのデータによって実現した。
ガイア・ミッションは、銀河系内の約20億個の星の正確な位置、距離、運動をマッピングする「billion-star survey/10億星サーベイ」と呼ばれている。
プラネタリウムショーは24分間で、午前10時半から午後4時半まで、30分おきに上映されている。
ヘイデン・プラネタリウムの入場料は、アメリカ自然史博物館(AMNH)の一般入場券に含まれている。
ただし、宇宙ショーはチケット制の別展示。詳細はwww.amnh.org/exhibitions/space-show参照。
(2025年8月9日号掲載)