セントラルパークで13日に開催される今年で12回目となる「J
イベントは、(1)日米市民の交流促進(日本文化の紹介を通じた日米市民の交流と相互理解の促進)(2)ニューヨークへの感謝の表意(日本人を温かく迎えてくれていることへの感謝)(3)日系コミュニティーの連帯強化(在留邦人や日系米国人など日本にゆかりのある方々の草の根交流と連帯強化)─の目的で行われる。記者会見で、髙橋礼一郎在ニューヨーク総領事・大使は「今年で12回目となる開催は、支えてくれた皆さんのおかげ。多くの人に感謝の気持ちを伝えるのと同時に、より多くの人に来ていただきたい。また、本イベントを通して、日米の交流をより良いものにしたい」とあいさつをした。
2本柱のイベント紹介
●Japan Run
4マイルランとキッズランがあり、エントリーは既に予約でいっぱいの人気ぶりで、今年はゲストランナーに、お笑いコンビ・ピースの綾部祐二さんが就任。イーストドライブと69丁目付近をスタート地点とし、セントラルパークを1周する。
●Japan Day Festival
〈アクティビティテント〉
折り紙や、昨年日本でもブームを巻き起こした囲碁・将棋、浴衣の試着といった日本の伝統文化を体験できるアクティビティテントから、新幹線・運転士体験、Instax フォトブースといった日本の現代文化を体験できるものまで、全11種類。
中でも、見どころは、今年新たに仲間入りしたハローキティとの記念写真や、最新の乳がん治療法の情報発信や早期発見のための啓発活動を日米両国で開催している非営利団体BCネットワーク(http://bcnetwork.org/)のテントなどだ。
〈フードテント〉
お好み焼きや、おにぎり、お茶といった日本食全6テント。無料で日本食を味わえるため、毎年人気で、食材がなくなり次第終了となる。
〈ステージプログラム〉
ジャーナリスト、サンドラ・エンドウさんの司会のもと、太鼓や、ダンス、よさこい、空手などの全10種類のパフォーマンスが行われる。また、今回のアートコンテストの特別審査員でもある植村花菜さんのライブや、「Hi Hi Puffy AmiYumi」でアニメ化され米国でも人気の高いPUFFYのライブが行われる。「5月13日はPUFFYのデビューした日であり、大切にしている日に、Japan Dayでパフォーマンスすることができてとてもうれしい。頑張っちゃいます」とビデオメッセージで語った。
〈Japan Dayチャリティー〉
セントラルパークの維持管理を行う団体Cental Park Conservancyへの寄付を中心に、東日本大震災や熊本地震の義援金といったチャリティー活動を行っており、当日は来場者への寄付の呼び掛けを行う。またそれに伴い、今年のチャリティーアンバサダーにNHKで人気を博したフリーアナウンサーの久保純子さんが就任した。「本イベントで、家族で日本の文化を再確認し、楽しんでいたので、その恩返しができてうれしい。頑張ります」と意気込みを語っていた。
アートコンテスト最優秀賞にカオリ・ムラカミさん
アートコンテスト最優秀賞にはカオリ・ムラカミさんの作品が選ばれた。これは日本のお祭り気分と日本の春の素晴らしさを、散りめく桜をさまざまなピンクの色彩で描き、黒で縁取りをした桜で表現。ニューヨークも摩天楼や、セントラルパークで人々が楽しむ様子を、日本伝統の柄模様を織り交ぜたもの。子育ての合間に作品を制作したムラカミさんは、この日初めてポスターを見たと、驚きとうれしそうな表情を見せた。
また、植村花菜賞には、Monica de Fonsecaさん、佳作には、Lyubava Fartushenkoさん、Ana Knudsennさん、Yvonne Kwokさん、Wendy Leiさんが選ばれた。
■概要
【日時】5月13日(日)(雨天決行)
Japan Run:午前8時~
アクティビティーテント:午前9時半~午後4時
フードテント:午前11時半~午後2時半
ステージプログラム:午前10時半~午後4時
【入場】無料
【会場】セントラルパーク内Bandshell Area、Rumsey Playfield※(メーン入り口:69th St & 5th Ave)
【ウェブ】www.japandaynyc.org
(2018年5月5日号掲載)