人形浄瑠璃文楽に新たな魅力を与えてきた現代美術家の杉本博司さんによる作品『杉本文楽 曾根崎心中』が10月19日(土)から、リンカーン・センターで開催される恒例イベント「ホワイト・ライト・フェスティバル」で4日間連続上演される。
国際交流基金によって2013年秋に欧州3都市(マドリード、ローマ、パリ)で上演され大好評を博した同作品は、「Japan 2019」公式企画の一環として、今回ニューヨークに初上陸。同イベントのオープニングを華々しく飾る。
「杉本文楽」は、文化功労者として高い技術力を持ち合わせた杉本さんによって手掛けられた、まるで命のない木の人形に魂を吹き込むような、伝統芸能と現代美術を融合させた人形浄瑠璃文楽。
杉本さん演出、三味線方を担当する人間国宝の鶴澤清治さん作曲による同作品は、近松門左衛門の原作『曾根崎心中』に新しい演出を加えて現代によみがえらせたもの。
ニューヨークで本格的な人形浄瑠璃文楽が上演されるのは27年ぶりとなり、すでに高い注目を集めている。日本語で上演されるが、英語字幕あり。空席は残りわずか。
■概要
【日時】10月19日(土)、21日(月)、22日(火)午後7時半~:20日(日)午後3時~
【会場】ジャズ・アット・リンカーン・センター内、ローズ・シアター
【場所】10Columbus Cir
【チケット】20~100ドル
【詳細・申し込み】www. lincolncenter.org/white-light-festival/show/sugimoto-bunraku-sonezaki-shinju