ドローイング、版画と元版、水彩や油彩画など150点超
ミッドタウンイーストにあるオールド・プリント・ショップのギャラリーでは現在、「マーティン・ルイス回顧展」を開催している。
「米国の最も偉大な20世紀の版画家の1人」とされているマーティン・ルイスは、1920年から22年まで日本美術と文化を学ぶために渡日。そこで富士山や日光の風景などを水彩画や油性画で描いた。米国に戻ると日本で描きためた画を元に版画の製作を始めた。作品には日本からの影響が明確に現れているという。
ニューヨーク公共図書館とブルックリン美術館にもそれぞれ作品が約35点収蔵されている。また、ルイスは、現代アメリカの具象絵画を代表する作家のエドワード・ホッパーと親友で、同じストリートの版画を二人は製作している。ルイスは、ホッパーに版画の技術指導をしたという。
回顧展では、ドローイング、版画と元版、水彩や油彩画など150点以上展示されている。
会期は5月21日まで。
■概要
【会期】4月14日〜5月21日
【時間】火―金曜 9:00〜17:00、土曜 9:00〜16:00(日曜、月曜は休み)
【場所】The Old Print Shop
【住所】150 Lexington Ave(bet 29th St & 30th St)
【住所】212-683-3950
【ウェブ】www.oldprintshop.com