日本クラブでは、26日（木）から、企画展「和紙：伝統と創造」展を開催する。
自然と調和する「薄くて、丈夫で、美しい」和紙は、その耐久性、強靱性を生かし、文化財の修復や地球環境に優しい製品として使われてきた。また、絵画や造形をはじめ、照明器具やインテリア素材等としても注目を集めている。手漉き和紙は、製法や材料の違いから、単なる紙としての価値よりも紙そのものが発するイメージを受け取り、そこから新たな創造が生まれるという可能性がある。その素材がどのような植物から作られ、どのように手間暇かけて作られたものであるかなど、その風合いを決定づける様々な情報が人の美意識に影響を与える。
本展では、和紙文化の伝承や引き継がれてきたものづくり観など和紙の精神性と価値を再認識し、優美で機能的な和紙の世界観を伝える。展示方法は｢陰影｣をテーマに、古典的な美術の観点のみならず、創造を続けていく現在の姿として、世界で認められた和紙の多様性を伝える。
■概要
【日時】1月26日（木）～2月24日（金）月｜金 午前10時～午後6時、土 午前10時～午後5時、日曜休み
【会場】日本ギャラリー（日本クラブ7階）
【場所】145 W 57th St（bet 6&7Ave）
【入場】無料【詳細・問い合わせ】212-581-2223、info@nipponclub.org
【ウェブ】www.nipponclub.org
