ジャパン・ソサエティー
ジャパン・ソサエティーは17日(水)、トークプログラム「パネル討論会:漫画からMangaへ」を開催する。
日本で出版された漫画の原語版を英語版で出版するその変換作業は、単なる文字を翻訳するにはとどまらず、そのストーリー性やキャラクター、文化的な背景など、さまざまな事を熟知した上で行う作業となり、そのプロセスは、ある種のアートと言える。
本パネル討論会では、講談社が出版する漫画単行本のレーベル、講談社コミックスの英語版を出版するKodansha Comicsに加えて、『黒執事』『アカメが斬る!』などの英語版を手掛けるYes Press社から編集者らを迎えて、日本の漫画をいかにアメリカの読者向けに作り替えるかに焦点を当てて議論する。
パネリストは、Yen Press社の編集者タニア・ビスワスュ氏、Kodansha Comicsの流通を担当するPenguin Random House社からはベン・アップルゲート氏。さらに、AndWorld Design社よりセリフや効果音などを日本語から英語に入れ替えるレタリング(写植)を担当するレタラー(写植家)のデロン・ベネット氏とPenguin Random House社からアジャニ・オヨレ氏を招き、翻訳&編集作業やレタリング(写植)のライブデモンストレーションをつとめる。
司会は、翻訳者であり、出版コンサルタントでもあるアリソン・マーキン・パウエル氏。トークプログラム終了後にはレセプションを開催する。
■概要
【日時】5月17日(水)午後6時半〜8時(パネル&デモンストレーション、レセプション)
【入場料】一般13ドル、会員・学生・シニア10ドル
【会場】ジャパン・ソサエティー
【場所】333 E. 47th St(bet 1st & 2nd Ave)
【参加申し込み】212-715-1258、www.japansociety.org