これからは日本以外でも活動していきたい
「ガチ!」BOUT. 196
俳優の古川雄輝さんが5日、ニューヨークで開催された北米圏アジアドラマ配信会社最大手DramaFever主催の「第3回 DramaFever Award」出席のため、来米した。同式では、自身が主演するドラマ「イタズラなKiss2〜Love in TOKYO」が主要2部門を受賞、流暢(りゅうちょう)な英語でスピーチをし、会場を沸かせた。古川さんの人気は、アジア各国にも広がり、中国版ツイッターWeiboのフォロワー数が100万人を突破するほど。授賞式の翌日、喜びの声を伺った。 (聞き手・高橋克明)
「第3回 DramaFever Award」主要2部門受賞
古川 古川雄輝です。よろしくお願い致します。
このたびは「第3回 DramaFever Award」で主要2部門、受賞おめでとうございます。
古川 ありがとうございます。「イタズラなKiss」は1と2を通して1年以上キャストとスタッフの皆さんと一緒に作り上げてきたものなので、今回こうやってニューヨークで評価していただいたのはすごく光栄だし、うれしく思ってます。しかもドラマ部門だけでなく、ベストカップル賞も頂けたので。僕が演じた入江くんと、未来穂香さんが演じた琴子で、ベストカップル賞は欲しい、と思っていたのでうれしいですね。
授賞式でのファンの歓声がスゴかったです。(普段の)日本人以外からのニューヨーカーからの声援は舞台上で聞こえてらっしゃいましたか。
古川 自分の声が聞こえなくなるくらい(笑)。最初はニューヨークでの授賞式ということで、どうなるか分からなかったので、正直、緊張とか不安があって。でも、皆さんがそうやって応援してくださったので、とてもうれしかったですね。
ただ、普通のことをしゃべっているだけなのに、そのつど、絶叫のような歓声は、やりづらくなかったですか。(笑)
古川 (笑)。でも、ファンの方の応援は本当にありがたいので。そうやってファンの方がたくさん応援に駆けつけてくださるのも「イタズラなKiss」の持つパワーなのかなと思います。
特に今回の受賞で日本だけでなく、世界中のファンもひき付ける結果になりました。
古川 でも、この作品自体すでに韓国版も台湾版もいろいろな国でドラマ化されてますので、(多田かおるさんの)原作がすごく面白いから国境を超えても愛される作品なんだなとはずっと思ってましたので。
古川さんの場合は英語も母国語並みに話せるという強みがあります。今後はハリウッドをはじめ、海外での活動も視野に入れてらっしゃいますか。
古川 そうですね。役者を始めたころから、英語でも演じたいという気持ちは持っていたので。ただ、ハリウッドではなくても、日本以外でいろいろとお仕事をしていきたいとは考えています。
高校時代をニューヨークで過ごされたので、今回の滞在は懐かしいという気持ちでしたでしょうか。
古川 (ニューヨーク時代は)僕は寮生活をしていたので、実は、ほとんどマンハッタンとか市内の方に来たことがなくて…。思い出は「寮生活」なんです(笑)。寮で部活に励んで、勉強してっていうのが一番記憶に残ってますね。
授賞式以外で、どちらか行かれましたか。
古川 今回は僕の知らないニューヨークのスポットもたくさん回りました! まぁほとんど観光地ですけれども(笑)。セントラルパークとかですけれども。(笑)
最後に在米の日本人に向けてメッセージをお願いします。
古川 日本のみならず、アメリカでも今後活躍できるように頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いいたします!
★インタビューの舞台裏★ → ameblo.jp/matenrounikki/entry-11986387221.html
古川雄輝(ふるかわ ゆうき) 職業:俳優
1987年、東京生まれ。7歳から11年間海外で過ごし高校入学と同時に単身ニューヨークへ。18歳で帰国し、慶應義塾大学理工学部に入学。中学よりバスケットボール部に所属し、 高校1年生よりブレイクダンスを始める。 大学では制御理論を研究する一方で、代表を務めるダンスサークルRevolveにて本場仕込みのブレイクダンスを披露 2010年、「キャンパスターH★50withメンズノンノ」で審査員特別賞を受賞し役者デビュー。映画やドラマに多数出演している。公式サイ ト:www.horipro.co.jp/furukawayuki/
古川雄輝主演ドラマ「イタズラなKiss2〜Love in TOKYO」
中国に続き、北米でも同日配信絶好調!
現在フジテレビで毎週月曜深夜に放送中のテレビドラマ「イタズラなKiss2〜Love in TOKYO」(製作:エスピーオー/フジテレビ/博報堂DYメディアパートナーズ/AOI Pro.)が、昨年ソフトバンクが買収し話題となった、北米圏アジアドラマ配信会社最大手の「DramaFever」が主催する「第3回 DramaFever Award」で「Best Japanese Drama of The Year」「Best Couple」賞の2部門を受賞した。
授賞式は2月5日にニューヨークのハドソン・シアターで開催され、作品の代表として入江直樹役を演じた主演の古川雄輝さんが出席。本作は累計発行部数3000万部の人気少女漫画が原作で、2013年に製作されたシーズン1が北米と中国で異例の同日配信を行い話題となったが、シーズン2も北米圏だけでなくほぼ全世界でも同日配信中(一部、同週放送地域あり)。中国ではシーズン1と2を合わせ約2億5000万再生回数を記録する人気ぶりとなっている。同ドラマは、北米からDramaFeverのサイト(www.dramafever.com)を通して視聴可能。
〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。
(2015年2月21日号掲載)