スペイン産タコの自家製薫製は香りが魅力

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AUTRE KYO YA、和食とフレンチを組み合わせ

イーストビレッジに今年2月にオープンした小粋なレストラン「AUTRE KYO YA(オートレ・キョー・ヤ)」。美しい内装だが気取りすぎず居心地がよい店内では、和食とフレンチを組み合わせたメニューを提供。美しい盛り付けでパッとテーブルが華やぎ、思わず「次は誰を連れて来ようか」と楽しい想像を始めたくなる。

スペイン産タコの自家製薫製(House-Smoked Octopus)

スペイン産タコの自家製薫製(House-Smoked Octopus)

エディブル・フラワー(食用の植物花)の花びらが目をひく「ウニとコンソメのジュレー(14ドル)」。カブの仲間「パーシナップ」のピューレが爽やかな野菜の風味を、温泉卵とメーン州産ウニ優しいコクを、チキン&ビーフストックのストックでできたコンソメが深みを加える。

ウニとコンソメのジュレー(Sea Urchin Consomme Gelee)

ウニとコンソメのジュレー(Sea Urchin Consomme Gelee)

店内で薫製にするスペイン産タコの自家製薫製(14ドル)は、テーブルに運ばれた瞬間からその香りの虜(とりこ)になる一品。タコは歯ごたえがプリっと残る半生の刺し身スタイルで。ブラウン・バター・ソイ・ソースと、セロリアック(根セロリ)のピューレ、ライムオイルであえた旬の野菜がアクセントだ。

ステーキと煮込みの両方でいただく和州牛(30ドル)には、ガルバンゾビーンズとにんじん、さつまいものピューレが添えられ、美術品のようないでたち。サーロインステーキはおろしターニップとしょうゆのソース&わさびで。赤ワインで煮込んだ肩肉は出汁(だし)が染みこんだ大根とのハーモニーがたまらない。

ステーキと煮込みの両方でいただく和州牛(Deux Washu Beef)

ステーキと煮込みの両方でいただく和州牛(Deux Washu Beef)

オススメはシェフのシーズナルコース(一人80ドル)。エグゼクティブ・シェフ古川修士さんの「ジャンルの垣根を越え、本当においしいと自分が感じるものだけを提供する」というこだわりが随所に感じられるコースだ。通常は要予約だが、木・金・土曜に限りウオークインでも限定4食を提供する。

いろいろなスタイルで食事と酒が楽しめる

居心地がよい店内

居心地がよい店内

バー席があるため、飲みながらちょっとだけお食事、という常連客も。オープンエアーの座席やソファーも完備。「いろいろなスタイルでお食事とお酒をお楽しみいただけるので、ぜひ気軽にお越しください」(同店広報)

なお、今月4日からブランチをスタート。

赤色が目をひく外観

赤色が目をひく外観

店舗情報
【住所】10 Stuyvesant St(bet 2nd & 3rd Ave), NYC
【電話】212-598-0454
【Eメール】info@autrekyoya.com
【営業時間】火―日 〈ブランチ〉土日の午前11時〜〈ディナー〉午後5時半〜午前0時(ラストオーダー午後11時半)。月曜定休日※変更になる可能性あり
【ウェブ予約】www.autrekyoya.com

※口コミサイトで人気の穴子の窯焚(た)きは季節メニューのため終了しているが、5日前までの予約で提供可能。

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