スタッフのモチベーション向上狙う
ニューヨークで開店前に行列ができるほど人気の和食レストラン、米国大戸屋が28日からチェルシー店、タイムズスクエア店、グリニッチビレッジ店にて、チップを廃止することを決定した。
これに伴い、メニューの表示価格はチップ込みで税抜きとなるため、若干上がる。また、全スタッフに対し、基本給に加えて店舗の売上げの一部を、個々の評価に応じて給与として支給する。
米国のレストラン業界でチップ制の是非に関して議論となっていた昨今、同レストランでもチップ制によりキッチンスタッフとサービススタッフとの給与の格差が生じる状況にあった。同社は日本食レストランとして、チップの習慣が無い日本の事情も考慮し、全スタッフに能力に応じた公平な評価に基づく給与を支給することで、スタッフがより協力し合い、モチベーションが向上すると考え、チップ廃止を決定した。
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