〈コラム〉中川扶二夫 「逃げない、がKeyword」第29回

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人生は自分自身で決めてこそ

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歌手の岩崎宏美さん(左)と。右が筆者

先日岩崎宏美さんとお話する機会がありました。企業は100年を目指せ!と言われますが芸能生活40周年も凄いことです。仕事もさることながら、家庭もきちんと両立されています。25歳の息子さんとご一緒にニューヨーク入りされ、とても仲の良い親子ぶり。宏美さんは決して子育ても手を抜いてないな~とつくづく感心しました。
子育てと仕事は別のものだと思いがちですが、故マーガレット・サッチャー英元首相が「子育てはやるべき仕事がひとつ増えただけ」と言っていたことを思い出します。
家事も仕事もどちらも大切な人生の一部です。もっともらしい言い訳をしながらどちらかをおろそかにしたら、人には理解されても自分の人生は決してハッピーにはなりません。
宏美さんはテレビで、当時中学2年生の森昌子さんの「せんせい」を聴き、子供でも歌手になれるんだ!と知って歌手を目指そうと思ったそうです。ここで思うだけでなく、実際に行動し実現した事がさらに素晴らしい。誰に勧められたのではありません。自分で決めて行動したのです。
自分の人生のモチベーションは、会社や上司、あるいは両親や友達に頼るのではなく、自分自身で上げ、そして実際に行動してください。いつも他人任せ、他人に頼ってばかりいるとそれが癖になります。自分自身で決めてこそ「悔いのない人生」をエンジョイできるのです。
(次回は9月第4週号掲載)

nakagawa-new〈プロフィル〉 中川扶二夫(な かがわふじお) 広島県出身。1988年にニューヨークに一人で渡り起業。在ニューヨーク25年。この間にアムネットをはじめ八つの会社(18拠点)を日米で立ち上げる。成功よりも失敗を肥やしに独自の「家族型経営」が世界で通用するかをチャレンジしている。現在、異業種進出を含め、アジア、南米、欧州へ の進出を計画中。

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