〈コラム〉中川扶二夫 「逃げない、がKeyword」第32回

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小さな約束ほど守ることが大切

 

中川扶二夫

27年来の友人の誕生日パーティーで

12月1日で31歳(笑)になります。

今年も残すところあと33日余り、今年はどんな花を咲かせましたか? あるいはどんな種子を蒔きましたか? 自然は偉大です。寒い冬には樹々の葉っぱが落ちて枯れたようになっているのに、春には新芽が息吹き、また花を咲かせるのです。この自然のお約束は我々をとても幸せにさせるのです。
さて、我々人間はどうでしょう。約束は守ってますか?

ビジネス上の大きな約束は契約書があるので全員が全力で守ります。それでは小さな約束はいかがでしょう。
特にプライベートや家族への約束を守っていますか? どんなに魅力的な人でも契約書のある大きな約束だけ守り、些細な約束を守れない人の化けの皮はすぐに剥がれてしまいます。

社会的に成功している人は、プライベート上の小さな約束でもキッチリ守ります。
先日は27年来の友人のご自宅でのパーティーに行き、そこで出会った方とても偉い方から翌週のイベントのことを知りました。そのイベントに招待しますね、とその場で言われました。お酒の場だったので返事くるかな~と思っていると、翌日にメール、そして郵便で招待状も届きました。素晴らしい! 感動しました。またそのイベントで多くの出会いがあり、本当に楽しいいひと時でした。

よく社交辞令で「そのうち食事でも行きましょう」と言う人がいると思います。しかし言われたこちらとしては、楽しみに期待して待っているものです。
社交辞令かどうかは受ける側が判断するとして、言った本人は責任を持ってフォローすべきだと思います。
この小さな約束を守ること、これが多くの友人や人脈を作るキーなのです。

そして大切なのは人脈や友人の「数」でなく「期間」なのです。どれほど長くお友達でいるのかがポイントなのです。
そのために大切な事は、とにかく「小さな約束ほど守る」なのです。良い例で言えば、小さな約束の基本とは「待ち合わせの約束の時間を守る」ことです。
さあ、ホリデーシーズン間近、待ち合わせ時間を守って楽しい時をお楽しみください。

Happy Holidays !!!

中川扶二夫

【執筆者】なかがわ・ふじお 広島県出身。1988年にニューヨークに一人で渡り起業。在ニューヨーク25年。この間にアムネットをはじめ八つの会社(18拠点)を日米で立ち上げる。成功よりも失敗を肥やしに独自の「家族型経営」が世界で通用するかをチャレンジしている。現在、異業種進出を含め、アジア、南米、欧州への進出を計画中。

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