〝B to B〟の翻訳を多く手掛ける 大手翻訳サービス
HC Language Solutions Inc.
インターナショナルなプロジェクトを担当すると常に向き合わなければいけないもの…それは言葉の問題。精度の高い翻訳・通訳ができれば、仕事の精度は確実に上がる。“B to B(企業間取引)”の翻訳を多く手掛ける大手翻訳サービス会社「HC Language Solutions, Inc.(HCLS)」に、専門家に翻訳・通訳を依頼する場合の流れについて話を聞いた。
全世界約5000人の言語のプロと契約
HCLSは「世界の語学サービス会社ランキング」で4年連続アジア1位を獲得し続けている大手翻訳サービス会社で、翻訳を主に扱い、通訳も派遣する。翻訳は日本語→英語、英語→日本語以外にも、日本語を介さない他言語同士の翻訳通訳など、あらゆる組み合わせの言語サービスを提供。カリフォルニアのシリコンバレーとニューヨークとにオフィスがあり、全世界約5000人の言語のプロと契約している。対応言語は現在75カ国語以上で、扱う領域も工業翻訳・特許翻訳などから医療・芸術法務・金融に係るものまでさまざま。最近ではゲームやマンガのコンテンツを翻訳する案件も増えてきた。
このようなプロに翻訳を依頼する場合、重要になるのはやはり内容。特許関連書類等の法律用語の知識が必要な内容か、芸術・化学など、専門領域の単語が必要な内容か、またはゲームやアニメの台詞など、クリエーティブ・ライティングの要素も含まれる内容か、同社ではまず営業担当が概要をヒアリングした後、案件と翻訳者のマッチングを専門に行う「コーディネーター」が、分量・納期(速さ)・専門性・分野等を視野に入れながら慎重に翻訳者の選出を担当する。
「適切な翻訳者を選び出せるかどうかも、翻訳の品質を高めるためのキーになります。翻訳者を豊富に抱えているか、窓口担当者とのコミュニケーションがスムーズにできるかが決め手になることが多いです」(セールス担当の中川知美さん)。
重要案件の翻訳・通訳については、翻訳会社に直接相談してみることで、ビジネス成功の確度が上がるかもしれない。
◎情報
HC Language Solutions, Inc. NY Office
〈NYオフィス〉45 Rockefeller Plaza, Suite 2000, NY, 10111
【電話】646-982-5312(直通:中川)
【Eメール】info@hcls.com
(2016年7月16日号掲載)