小学部卒業式・幼児部卒園式

学園での体験生かし大きくなって

 

ニューヨーク育英学園全日制部門（ニュージャージー州イングルウッドクリフス）小学部の卒業式が８日、幼児部の卒園式が15日に行なわれた。
小学部の卒業式では、会場に在校生と小学部全担任が描いた卒業生の似顔絵が壁いっぱいに飾られ、温かさがあふれる中での式となった。
卒業に際し、岡本徹学園長から「この学園で学び、体験したことを生かし人間として大きく成長していってほしい」との言葉が贈られた。また、来賓として在ニューヨーク日本国総領事館の青柳芳克領事部長が出席。「何事にも失敗を恐れず挑戦をしてほしい。人は失敗をする中から多くのことを学び、それを糧に成長をしていくものである」との祝辞があった。続いて、国際ジャーナリストで同学園理事の岩本蘭子氏からも祝いの言葉が贈られた。
式の途中では、感極まって泣き出してしまう在校生がたくさんおり、卒業生に対する思いの深さがうかがえた。また、それを受け止める卒業生と保護者、そして教職員の目にも涙が光っていた。
最後は卒業生による「旅立ちの言葉」。学園生活でのさまざまな思い出や保護者、教職員への感謝の気持ちを力強く述べ、「私たちは力強く生きていきます」の言葉と共に５人の卒業生が未知の世界へ旅立った。
翌週には幼児部の卒園式が行われ22人の卒園児たちが飛び立った。来賓の同学園アドバイザーであるカニングハム久子氏からは「人はそれぞれに違っているから美しいのである。また、違うからこそ美しいのである」との祝辞が贈られ、たくさんの保護者、教師たちに祝福され年長ひまわり組を飛び立った。
22日と23日には育英サタデースクール、ニュージャージー、マンハッタン、ポートワシントン各校やサンデースクールの卒園・卒業式が行われる。（「WEEKLY Biz」2014年３月22日号掲載）
〈情報・写真提供〉ニューヨーク育英学園　　　www.japaneseschool.org