年収10万ドル超も、NYで高収入が期待できる大学専攻トップ5

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NYCにおける工学系教育の代表例として挙げられる、ニューヨーク大学(NYU)タンドン工学部(Tandon School of Engineering)© NYU Tandon 2026

ニューヨーク州で高収入につながる大学専攻に関するデータが発表され、年収10万ドル(約1,500万円)以上が期待できる分野が明らかになりました。今回のランキングは、米国勢調査(U.S. Census)のデータをもとに、地方メディアThe Advance / SILive.comが分析した結果で、進学先の専攻選びが将来の収入に大きく影響することを示しています。


上位は理工系分野が中心

特に高収入が期待できる分野として上位に挙がったのは、Chemical Engineering(化学工学)Computer Engineering(コンピューター工学)Electrical Engineering(電気工学)Aerospace Engineering(航空宇宙工学)、そして**Computer Science(コンピューターサイエンス)**です。

いずれも高度な技術力や分析力が求められる分野であり、全米で高収入につながりやすい専攻として知られています。


NYとの関係性は「全米ベースの収入データ」

一方で、Chemical EngineeringやAerospace Engineeringは、ニューヨークの主要産業と必ずしも直結しているわけではありません。これらはテキサスやカリフォルニアなど、製造業や航空宇宙産業が盛んな地域で特に需要が高い分野です。

今回のランキングは、ニューヨーク州在住者の収入をベースにした統計分析であり、「ニューヨークで働く職種」だけでなく、「他州を含めたキャリア」を前提とした結果といえます。ニューヨークの学生がこれらの専攻を選び、卒業後に全米の高収入市場で働くケースも含まれていると考えられます。


NYで実際に強い分野は金融・テック

実際のニューヨークの産業構造を見ると、金融(Finance)やテクノロジー、データ分野などが強く、これらに関連する専攻も高収入につながりやすい傾向があります。特にComputer Scienceは、全米的な需要とニューヨークの産業の双方に適合する分野として注目されています。


専攻による収入差は大きい

データによると、専攻によって収入には大きな差があり、中堅キャリアで年収10万ドル(約1,500万円)を超える分野がある一方、教育や芸術系などはそれを下回る傾向が見られます。ニューヨーク州における学士号取得者の中央値は約8万5,000ドル(約1,275万円)とされており、専攻選択の影響の大きさが浮き彫りになっています。


専攻は“将来を左右する重要な選択”

今回の結果は進路選択の参考となる一方で、専攻だけがすべてを決めるわけではありません。経験やスキル、人脈などによってキャリアは大きく変わるため、専攻はあくまで出発点の一つといえます。


ニューヨークでは大学進学の価値が引き続き議論される中、今回のデータは「何を学ぶか」が将来の収入に直結する現実を示しています。同時に、地域と産業の関係性を踏まえた進路選択の重要性も浮き彫りにした結果といえそうです。


※為替は2026年3月時点の目安(1ドル=約150円)で換算しています。

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