
片平聡ニューヨーク総領事・大使からアレックス・ロガルズ暫定課長に表彰状が授与された=12月8日、ニューヨーク
ニューヨーク市立大学ハンター校日本語・日本文化科が令和7年度外務大臣表彰を受賞し、12月8日夜、在ニューヨーク日本国総領事・大使公邸で伝達式が行われた。功績は米国における日本語・日本文化教育の推進で、概要は以下の通り。
「1986年に前身の日本研究プログラムが創設されて以来、ニューヨーク市における主要な日本語・日本文化の高等教育機関として、日米文化交流及び対日理解の促進に貢献。2023年にはニューヨーク市内で初となる日本語単独の専攻プログラムが開始され、現在では毎学期約500名の米国の学生が日本語・日本文化を学んでいる。さらに、2025年には米国北東部日本語教師会と共催で中高生を対象とした日本文化祭を実施し、ニューヨーク市における将来の親日家層の発掘に寄与した」
片平聡ニューヨーク総領事・大使からアレックス・ロガルズ暫定課長に表彰状が授与され、学生代表のカイル・フラーさんが「4歳の時にジャマイカから家族で移住、軍隊に入った後に専門職を身に付けようとハンター大学に入学した。日本文化を学び人生の視野が広がった」と大学での経験を話した。
ナンシー・キャンター学長が乾杯の音頭をとり、約50人の参加者が和やかに祝った。

伝達式に出席したニューヨーク市立大学ハンター校日本語・日本文化科関係者とゲスト=12月8日、ニューヨーク
(2026年1月1日号掲載)