暖かい鍋でシニアが交流
日米ソーシャルサービス(JASSI)は12日、恒例の「しゃぶしゃぶ敬老会」をイーストビレッジのレストラン「しゃぶ辰」(216 E 10th St)で開催した。
同会は、同レストラン社長でT.I.C.グループ代表の八木秀峰氏による計らいで、シニアを対象に無料で毎年振る舞われているもので、日本人コミュニティーの礎を築いてきた先人たちへの感謝の気持ちから始まった。
25回目を迎えたこの日は、早くも雪がちらちらと舞う厳しい寒さとなったが、暖かいしゃぶしゃぶを目当てに多くの在住日本人が参加した。
ニューヨークで日本食レストランを数多く展開する八木氏は今秋、これまでの功績がたたえられ、日本政府から令和元年秋の叙勲受章者として旭日双光章を受章した。
八木氏は会の開催に先立ち、「このたび、日本食文化をニューヨークに広めた活動が評価され、同章を受章しました。あなた方オールド・ニューヨーカーあってこその受章です。私はとても運が良かったと思っています。今日はたくさん食べて、皆さんと楽しく会話し、安全に健康に過ごし、また来年もお会いしましょう。人生を楽しみましょう!」と感謝の気持ちを述べ、あいさつした。
この日初めて参加したという男性は、「今日は八木さんのお祝いに駆け付けた。ニューヨークでこのような暖かい鍋をつつくことは普段ないので、大変おいしくいただいた」と話し、他の参加者らとの交流を楽しんでいた。
(2019年11月26日号掲載)