満席の会場から惜しみない拍手、米国日本人医師会へ寄付金贈呈
在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二総領事・大使が自身の親しいロック仲間5人と構成するバンド「@K4」が11月23日、ニューヨークにある日系ホテル「ザ・キタノホテル ニューヨーク」内のジャズ・アット・キタノ(Jazz at Kitano)でチャリティー・ロックコンサートを開催した。
同ライブは、山野内総領事・大使の呼び掛けにより、米同時多発テロ事件(9・11)と東日本大震災(3・11)の被災者の救援と復興支援のために2011年から毎年両遺族会メンバー相互の交流の場を設けるなど地道に支援活動を続ける米国日本人医師会(JMSA)への寄付を目的に実現。
会場には、「ザ・キタノホテル 東京」の小池佳子代表取締役社長や、ニューヨークで数多く日系レストランを経営するT. I. C. AKEAN代表取締役社長の八木秀次氏など、日系コミュニティーで活躍する日米のキーパーソンも多数駆け付け、第1部、第2部を合わせ約150人が来場。会場は満席となった。
同日、キタノホテルの厚意により席料は無料で提供され、ゲストが同店の料理とドリンクを楽しむ中、ライブでは映画「アリー/スター誕生」の挿入歌として話題となったレディー・ガガとブラッドリー・クーパーの『Shallow』やイーグルスの名曲『デスペラード』、ビートルズの『レット・イット・ビー』など、最新曲から誰もが知る往年の名曲までを演奏。曲中、山野内総領事・大使がギターソロパートも披露し観客を沸かせるなど、終始熱狂的な雰囲気に包まれながらライブが行われた。
息の合った演奏で最後の曲目を終えると、会場からは歓声とスタンディングオベーションが沸き起こり、惜しみない拍手が送られた。会場の参加者からは、「素晴らしい演奏だった。また@K4のチャリティーライブをぜひ再演してほしい」という声も上がっていた。
第2部の演奏終了後には、山野内総領事・大使とバンドメンバーから、当日寄せられた4505ドルの義援金が米国日本人医師会のロバート・柳澤会長と加納良雄事務局長に手渡され、大盛況の内にイベントは幕を閉じた。
(2019年12月7日号)