ニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)で7日、ジャズ・ピアニスト小曽根真さんのソロ・ピアノ・コンサート「ジャズ・ヴァルチュオーソ(ジャズの超人)」が行われた。
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ジャズピアニストの小曽根真さん=7日、ジャパン・ソサエティー(© Ayumi Sakamoto)
近年クラシック音楽での演奏にも力を入れ、ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団との共演で昨年秋にもニューヨークを訪れた小曽根さんだが、ソロ・ピアノでの公演は約30年ぶり。会場には待ちわびた多くの音楽ファンが詰めかけ、昨年1月中旬まで駐日米大使を務めたキャロライン・ケネディ氏の姿も見られた。
コンサートではジャンルにとらわれない多彩な演目が披露され、観客を沸かせた。
ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンス氏や、アルゼンチンタンゴの巨匠・作曲家アストル・ピアソラ氏などに影響を受けて制作された自らのオリジナル楽曲から、ジャズの名曲、クラシック音楽の名曲などが丁寧で明るく楽しい解説とともに2セットにわたって次々と演奏され、客席からは大きな歓声と拍手が上がった。
コンサート終盤では、パーカッション奏者タク・ヒラノさんも演奏に参加、アンコールではボストンのバークリー音楽大学を今年卒業予定のピアニスト山崎梨奈さんも飛び入り参加し、会場は拍手の渦に包まれた。
終演後はロビーでサイン会とレセプションが開催され、ワインや軽食を楽しみながら交流の時間が持たれた。
近日、本誌でインタビュー記事を掲載予定。
(2018年6月16日号掲載)
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特別出演したパーカッションのタク・ヒラノさんと小曽根真さん(左)=7日、ジャパン・ソサエティー(© Ayumi Sakamoto)