圧倒的ギターパフォーマンスで日米の観客魅了
エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独特のスラップ奏法を用い、「侍ギタリスト」として世界的に活躍するミュージシャン、MIYAVI(ミヤビ)が19日、自身8度目となるワールドツアー「”NO SLEEP TILL TOKYO” World Tour 2019」のニューヨーク公演を行った。タイムズスクエアにあるソニーホール(Sony Hall)を会場に、当日は開演1時間前から多くのニューヨーカーが駆け付けるなど米国での人気を見せつけた。
「日本人としてNYの舞台に立てることは誇り」
ライブでは、7月24日にリリースしたばかりのニューアルバムから「NO SLEEP TILL TOKYO」などを披露し、MCで「ニューヨークにまた戻ってこられてとてもうれしい。アメリカで日本人としてニューヨークの舞台に立ち、パフォーマンスができることを誇りに思う」と流ちょうな英語であいさつすると、超満員の会場から大歓声が沸き起こった。
約2時間ライブで、ドラムとDJだけをバックに、とどまることのない圧倒的なギターパフォーマンスと歌唱力で全観客を魅了。「MIYAVI」コールが鳴り響いたアンコールでは、「フラジャイル(Fragile)」「ワッツマイネーム(WHAT’S MY NAME ?)」などの人気曲を披露。大熱狂のままライブは幕を閉じた。
この日、会場に来場していたコロンビア大学生のアモレッタさんは、「高校時代からMIYAVIのファン。彼はとてもパワフルで音楽はもちろん、すてきなパーソナリティーが好き」と熱く語ってくれた。
同ツアーは現在北米を巡っており、今後欧州、アジアと回っていく予定だ。
(2019年8月24日号掲載)