新日本プロレスがイベント、試合

0

NYでも人気の高さ見せつけ
ブルックリンの日本村でファンと交流

トークショー後、ファンと記念撮影する内藤哲也選手とBUSHI選手=4日(撮影:工藤)

ブルックリン区サンセットパークのインダストリーシティ内にある日本食の複合施設「ジャパンビレッジ(日本村、japanvillage.com)」で4日、新日本プロレスの人気選手出演のトークショーを中心としたイベント「NEW JAPAN MATSURI powered by DAISO」が開催された。

オープニングセレモニーに登場した、獣神サンダー・ライガー選手(撮影:磯崎)

特設ステージでは、獣神サンダーライガー選手のオープニングセレモニーに続き、イベントスポンサー、DAISOと矢野通選手のコラボステージが行われ、日本の優秀な100圴グッズが紹介された。新日本の飛ぶ鳥を落とす勢いの人気ユニット、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也選手がBUSHI選手とステージに登場すると、会場はギャラリーでいっぱいに。本紙発行人の高橋克明とトークショーを展開し、新日本プロレスの初となるマディソン・スクエア・ガーデンの試合への意気込みやニューヨークの印象をそれぞれ語った。

今大会で唯一、日本人対決にのぞむ内藤哲也選手は「日本のプロレス、日本人同士によるプロレスを世界中のお客ように見せるチャンス」とヤル気をみなぎらせた(撮影:工藤)

最後は、新日本の花形スター選手、棚橋弘至選手が登場。「20年やってきたキャリアの全部を出したいと思います」と話し、最後は「ニューヨークの皆さん、愛してまーす」とファンに呼び掛けてイベントは締めくくられた。

MSG大会について思いを語った棚橋選手。左は本紙発行人でトークホストの高橋克明=4日、(撮影:磯崎)

イベントは日本の祭りをイメージし、ヨーヨー釣り、輪投げなどのゲームコーナーもあり、景品で新日本プロレスのオリジナルグッズがもらえるとあって、大勢の来場者でにぎわった。会場に来ていたブルックリン在住のマイクさんは「2012年頃から新日本プロレスが好きで、内藤選手の大ファン。内藤選手は観客を楽しませるエンターテイニングプロレスラーだ」とうれしそうに語った。

ソールドアウトの初MSG大会選手コールが鳴り響く

6日夜は、新日本プロレスと米国の人気プロレス団体ROHの共催で、世界中のプロレスファンが注目するビッグマッチが、数々の名勝負が生まれたプロレスの聖地、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われた。チケットは完売で、会場には1万6000人強のファンで埋め尽くされた。

6日に行われたMSG大会は1万6000人強で埋め尽くされた。新日本プロレスの象徴、ライオンマークが映し出されたオーロラビジョン(撮影:高橋)

来場者の多くは、ノンジャパニーズ(日本人以外)で、米国での新日本プロレスの人気の高さがうかがわれた。

日本からはSANADA選手、棚橋弘至選手、内藤哲也選手、飯伏幸太選手といったスター選手たちが多く出場し、選手たちが入場すると会場には大歓声が響きわたった。

第8試合の内藤哲也選手と飯伏幸太選手による試合では両者ともに観客の目をひきつける試合を行い、会場は熱狂の渦に包まれる中、飯伏選手が勝利し、IWGPインターコンチネンタルの王座を奪取した。

メインイベントのIWGPヘビー級選手権では王者ジェイ・ホワイト選手と挑戦者オカダ・カズチカ選手が激突。米国での試合にもかかわらず、会場からは、「オカダ! オカダ!」と熱い声援(コール)が鳴り響く中、熱闘を繰り広げた。オカダ選手が得意技のレインメーカーでホワイト選手を破り、5度目の同王座奪還を果たした。

大成功を収めたMSG大会の模様は、日本に生中継され、映画館ではライブ・ビューイングされるなど話題となった。

(2019年4月13日号掲載)

Share.