新日本プロレス「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」NY大会、会場に熱気

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伝説のレフェリー、タイガー服部氏
米国最後のレフェリングにファンが歓喜

新日本プロレスが9月最終週に、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアで、“米東海岸3連戦”「FIGHTING SPIRIT UNLEASHED」米国大会を実施。9月28日のニューヨーク大会には、棚橋弘至選手やオカダ・カズチカ選手をはじめとした数々のスター選手らが参戦した。チケットは即日完売。会場となったハマースタイン・ボールルームには公式Tシャツやタオルを身に着けた現地ファンが詰め掛け、熱気に包まれた。(来場者数:1776人)

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伝説のレフェリー、タイガー服部氏が米国での最後のレフェリングを表明し、大きな注目を集めた今大会。同氏の家族が住むニューヨーク大会での試合終了後、米国での引退に伴い「ファイナル・カウントダウン・セレモニー」が行われた。

セレモニーで棚橋弘至選手(右端)と家族から花束を贈られるタイガー服部氏(左から2人目)=9月28日、ニューヨーク(撮影:田部井)

「サンキュー・タイガー」のコールに包まれる中、半世紀もの間、その活動をサポートし続けてきた妻の利枝さんをはじめ、娘、息子夫婦、そしてニューヨークで生まれた2人の孫がリングに上がり、花束を贈呈。観客からはスタンディングオベーションで温かい声援と拍手が贈られ、長年にわたる同氏の活躍と新日本プロレスへの功績がたたえられた。

服部氏は英語で、「私が長い間レフェリーとしてやってこられたのは、あなたたちファンのおかげです。そしてニューヨークは世界一エキサイティングな都市だと改めて思いました。本当にありがとう」と笑顔でメッセージを伝え、リングを去った。

スタンディングオベーションでタイガー服部氏をたたえる観客の様子=同

第5試合で、内藤哲也(左)&鷹木信悟(中央)&BUSHI組と対戦した棚橋弘至選手(右)の試合=同

「DAISO」スカースデール店でのスペシャルトークショーの様子。(左から)本紙発行人・高橋克明、タイガー服部氏、棚橋弘至選手=9月26日、ニューヨーク(撮影:田部井)

棚橋選手とタイガー服部氏が大会前に“レアトーク”

26日にはニューヨーク大会に先駆け、21日にオープンしたばかりの「DAISO」スカースデール店で、棚橋選手とタイガー服部氏によるスペシャルトークショーが行われた。司会は本紙発行人・高橋克明。

平日の午後にもかかわらず根強いファンが多数来場。買い物客らも足を止め、滅多に聞くことができない2人のレジェンドの話に耳を傾けた。エピソードトークや裏話など、“レアトーク”で観客を楽しませ、大盛況のうちに幕を閉じた。

トークショーを終えて記念撮影(左から)タイガー服部氏、本紙発行人・高橋克明、棚橋弘至選手=同

(2019年10月5日号掲載)

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