「いろいろな体験ができる」充実の内容
全日制での幼小一貫教育機関としては
東海岸では唯一の私立日本人学校
「ニューヨーク育英学園」のサマーキャンプは「とにかくいろいろな体験ができる」と参加者の保護者が口をそろえる充実の内容。37年の歴史を持つキャンプのため、参加者が大人になり親となって、自分の子供を参加させることも多いという。通学型と宿泊型から選ぶことができる。
通学型の場合は、幼児部と小学部がある。幼児部は、普段の日本語での幼稚園の環境に加え、夏ならではの水遊びやどろんこ遊びなど、楽しくみんなで遊べる活動をふんだんに取り入れている。小学部では、1年生から6年生までの縦割りのクラス編成を組み、縦の小さな社会でさまざまな活動に取り組む。水泳指導はほぼ毎日行い、全員が大きく上達する。
また、面白理科実験、工作、日本の歌や合奏、日本の家庭料理を作るクッキング、各種スポーツ、フィールドトリップなど、日本の文化生活も体験することができる。
そして、オプションで追加できる夕方の野球教室といろは日本語教室もある。野球教室は、日本人コーチが丁寧にレッスン。日本語教室は3レベルに分かれており、日本語による指導から英語で補足説明する授業までレベルに応じて学ぶことができる。
宿泊キャンプは現地のプライベート・サマーキャンプに合流する形で実施されるため「アメリカ文化に入り込み、交流する」体験ができるのが特徴。キャンプ場には大小さまざまなキャビンが点在し、育英サマーキャンプの子供たちは男女に分かれ、それぞれが一つのキャビンに宿泊し、ニューヨーク育英学園の男女教職員1人ずつが2週間一緒に寝泊まりをしながら、子供たちの手伝いをする。
約250エーカーもある広大な敷地には、野球場、サッカー場、テニスコート、プール、空中ブランコ、スケートパークなど、充実した施設が整い、朝から晩まで楽しいアクティビティや特別なイベントがめじろ押しとなっている。
さらに、同学園独自のプログラムである、スイカ割りや飯盒(はんごう)炊爨(すいさん)での日本風のサマーキャンプをペンシルベニア州のポコノマウンテンの大自然の中で体験することができる。
いずれも日米の文化を体験しながら、イベントを経験していくことで子供たちは大きな成長を遂げていく。どのスタイルで参加すればよいか迷う場合には気軽に問い合わせよう。
NY育英学園
育英サマーデイキャンプ・宿泊キャンプ・野球教室・にほんご教室
〈申し込み・問い合わせ先〉
【Eメール】summercamp.nyikuei@gmail.com
【電話】201-947-4832
【ウェブ】japaneseschool.org/program/newjersey/camp/
(2019年3月30日号掲載)