西半球最大規模のトイ・フェア大盛況 日本の乳幼児向け玩具メーカー 「ピープル社」も出展

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ピープル社のブース。日本でも根強い人気のピープル・ブロック・シリーズや「赤ちゃん新聞」などが紹介された=19日、ニューヨーク(撮影:工藤)

ミッドタウンのジャビッツ・コンベンション・センターで17日から20日まで、西半球最大規模の玩具見本市「トイ・フェア」が開催された。同見本市は今年で115回の開催を誇る。会場には1000社を超える玩具メーカーが出展、3万人を超えるおもちゃのプロが集まり、世界各地から7000人を超える買い付け担当者が参加した。

日本からは乳幼児向け玩具メーカーのピープル社(本社:東京都中央区東日本橋、代表:小暮雅子氏)が出展。同社は2016年、自社ブランドによる乳幼児向け玩具の販路開拓と拡販を目的に、ニューヨークに子会社「People Toy Company, Inc.」(www.peopletoy.co)を設立。同年よりオンライン上で全米に向けて知育玩具の販売を開始している。

磁石式のブロックを組み立てて楽しむピープル・ブロック・シリーズ(対象:18カ月~)や、日本で定番赤ちゃん商品として人気の「なめられ太郎(Educational Eddie Rattle)」、「赤ちゃん新聞」の米国版「Baby Newspaper」などを展示したブースには、来場客が足を止め、説明に聞き入る姿が見受けられた。

トイ・アソシエーションのスティーブ・パシーブ代表取締役・最高経営責任者(CEO)によれば、同フェアは収益270億ドルに上る米国の玩具市場に直接アクセスができる唯一の玩具見本市だという。

100カ国以上から玩具ファンや専門家・玩具ビジネスや教育のプロ、メディアやバイヤーも訪れ、最新玩具や、革命的なおもちゃ、古くからの伝統を踏襲したおもちゃなど、さまざまなラインアップに出会うチャンスとなった。

1000社を超える出店企業が勢ぞろいし、各ブースで商品のプロモーションを展開=同

(2018年2月24日号掲載)

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