「ティファニー本店」改装、仮店舗がオープン

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ティファニーは1月13日、5番街と57丁目にある旗艦店の改装に伴い、東側に隣接する建物に仮店舗「ティファニー・フラッグシップ・ネクスト・ドア(The Tiffany Flagship Next Door)」(6 East 57th)をオープンした。

1月13日にオープンした「ティファニー・フラッグシップ・ネクスト・ドア」=15日、ニューヨーク(撮影:中沢)

同建物は、2018年まで営業していたナイキの旗艦店の跡地で、トランプ・オーガナイゼーションが所有する物件となる。昨年12月6日から1月6日までは、「ティファニー・メンズ・ポップアップ・ショップ(Tiffany Men’s pop-up shop)」として営業していた。

販売階は全4フロアで、ティファニーの象徴的なコレクションは1階で展示・販売、新たに発表されたメンズコレクションは2階、エンゲージリングは3階、ホーム&アクセサリーは4階で販売する。同ブランドの世界観を体現した、観光客にも人気のブルー・ボックス・カフェ(The Blue Box Cafe)は改装の間は休業となる。

地上4階の吹き抜けにはティファニーカラーをまとったエンパイアステイトビルディングがそびえ立つ

移転を行ったのはオープン前日12日の夜間。30人もの警備員や警官を配置し、約300台の防犯カメラを設置した厳重なセキュリティのもと、18時間にわたって11万4179点にのぼる貴重な宝飾品を中心とした商品を移動させた。

同ブランドの旗艦店の大規模な改装は、1940年の開店以来初。改装の完了は2021年後半を予定している。

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