バレンタイン恒例のアートコンペティション「バレンタイン・ハート・デザイン」が今年も開催され、ハートをテーマとしたインスタレーション(展示)がニューヨークのタイムズスクエアで公開中だ。タイムズスクエア・アート主催、クーパーヒューイット・スミソニアン・デザイン美術館監修の下、3月1日まで設置される。

興味深げに作品を見る人々=1月30日、ニューヨーク(撮影:田部井)
12周年を迎えた今回はブルックリンを拠点にしているデザインスタジオMODUと、エリック・フォーマン・スタジオによる作品「ハート・スクエアード(Heart Squared)」が選出された。
高さ約10フィートあるこの作品には、それぞれ異なる方向に傾いた125枚の鏡が吊るされ、タイムズスクエアを行き交う人々やきらびやかな巨大広告板が映し出される。鏡の角度は緻密に計算され、ある地点から作品を見ると、ハートの形が中央に浮き彫りになるという遊び心も。
設置場所は、46丁目と47丁目の間のブロードウェイにあるファザー・ダッフィー・スクエア(Father Duffy Square)。タイムズスクエアの人気スポット「赤い階段」の目の前に毎年展示され、今年も数多くのカップルやニューヨーカー、観光客が足を運んでいる。子供から大人まで楽しめる作品と共に、ニューヨークのバレンタインシーズンを楽しもう。

「ハート・スクエアード」で撮影をするカップル=1月30日、ニューヨーク(撮影:田部井)
(2020年2月8日号掲載)