NYで約3年ぶりの法話会、瞑想ワークショップ、瞑想秘法伝授
究極の瞑想(めいそう)マスター、ヨグマタ相川圭子氏が来米し、10月15日、16日に法話会(ダルシャン)、瞑想ワークショップ(クリヤ)、瞑想秘法伝授(ディクシャ)をマンハッタン・ミッドタウンのニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンで開催した。
ヨグマタ氏がニューヨークでこれらを開催したのは2019年12月以来で約3年ぶり。会場には多様な人種のニューヨーカーが多く駆け付けた。
1日目の法話会では、まずはビデオでヨグマタ氏の今までの経歴やインドで行った「公開サマディ」の様子が紹介された。
ヨグマタ氏は今までの経歴を振り返った後、ヒマラヤに行って人生で変わっていくヒントが分かったと語った。「本当の自分を取り戻し、これからの人生に取り入れていってほしい」と説き、「五感から得られる情報が心を乱すので、本当に必要なことは何か、何を捨てなくてはならないのかとの気づきを持ってほしい」と語った。
最近、ニュースで取り上げられるメンタルヘルスにも触れ、行動療法などさまざまなストレス解消方法を紹介。その中で瞑想で自分自身を悟って分析していくことも取り上げた。「ヒマラヤの英知をお伝えし、変容したエネルギーを持っている」ヨグマタ氏は、これをシェアして清まって楽になっていくということがあると述べた。
「自分自身の意識を高めることが重要」と繰り返し説き、「良いエネルギーを持って、良い行動、良い選択をすれば発するものが良いものになって自分を変えることができる」とし、「そういう生き方をしていきましょうと呼び掛けるために、私はニューヨークに来ました」と、聴衆に語り掛けた。
良いものを選択して自分を高める“良い癖”をつけるには、「あなた自身の源につながっているヒマラヤ聖者に教えてもらことが、最速の方法」だと伝えた。
日々の行動をチェックし、より一層、愛と平和を持って人生を進んでいっていただきたいとし、「皆さんには希望がある。さらに豊かな人生をつくっていきましょう」と力強く呼び掛けた。
質疑応答では「ヨグマタ氏にとって“成功”とは何か」といった質問が投げ掛けられた。「経済的に豊かになるということだけでなく、人間性を完成させていくことを目指す。まずは自分の内側を完成させることが“成功”なのでは」と述べた。
一人一人が人生をより豊かにして平和に貢献していくエネルギーが広がって、世界が平和になっていくのではないかと締め括ると会場からは拍手が湧き起こった。
午後に行われた瞑想ワークショップでも多くの人が参加し、ヨグマタ氏の話の後、皆で瞑想に入った。クリヤでは親子連れや、ロサンゼルスから訪れた日本人も参加した。瞑想が終わると、ヨグマタ氏は一人一人の顔を見て語り掛けた。生命エネルギーを体内で目覚めさせ、浄めることができるダルシャン(謁見)も行われ、参加者一人一人がヨグマタ氏と謁見した。
「クリヤで自分が変わることを体験してほしい」と話していたヨグマタ氏。参加者は満足げな面持ちで会場を後にした。
2日目は、法話会と瞑想秘法伝授が行われた。「マントラを差し上げて、清めている」瞑想秘法伝授では、何人もの人がヨグマタ氏の前にひざまずき、ディクシャを拝受した。
今回の法話会などには2日間で計100人以上が参加した。